≪MiAna Accessories oHGでのインターンシップ≫
当初私は日本企業でのインターンシップを目指しましたが,最終的にドイツ企業でインターンシップをすることにしました。この受け入れ先は,婦人向けの革小物(ハンドバック,手袋)をデザイン・販売する企業でした。この会社は欧州,北アメリカでの販売活動は既に行っているのですが,日本を始めとするアジアには販売店やショールームがありません。そこで私はマーケティング部門で,日本向けPRを行うという課題を与えられました。
インターンシップ初日からほぼ放置状態で,面接で“自主自立”と何度も言われたことの意味を知りました。この企業は以前にも日本人のインターンシップを受け入れていた時期があったので,まず前の人がやっていた仕事内容をデータで確認しました。前の人は,日本のセレクトショップと連絡を取り,製品を扱ってもらえるようPRをしていました。
私は,この企業の製品が日本の百貨店においてよく売れるのではないかと考え,日本のデパートと連絡をとることを試みました。その中で,日本のデパートはフランスやイタリアにバイイングオフィスを設けていることを知り,そこに直接アプローチすることもしました。
他に行なったこととしては,日本のブロガーに製品に関する記事を書いてもらうようお願いすることです。また,ファッションサイトでブランドに関する記事を書いてもらうこともしました。とにかく私の課題は“日本でのブランド知名度を少しでも上げる”ことなので,PRに繋がることを毎日探し続けました。
この企業は英語版のホームページしかないので,その日本語訳をお願いされることもありました。
インターンで必要な語学に関してですが,英語ができるに越したことはありません。先に述べたとおりドイツだけでなくフランスやイタリアといった外国に電話をする機会も多々あったので,英語の必要性を痛感しました。また,ドイツでは非常に高いレベルの英語を話す人が多いので,普段の会話も英語が使えます。私は英語にそこまでの自信がなかったので,また,ドイツ語の勉強を優先したかったので,社員の方との会話は全てドイツ語でした。パソコンの表記や普段見る書類などはもちろんドイツ語で,非常に勉強になります。
インターンシップ生でも自分の意見はどんどん主張して,何に関してもあまり遠慮せず,難しい課題でも体当たりしていくことが大事だと思いました。また,課題は与えられるものではなく,自分で問題点ややるべきことを見つけ,それを仕事にしていくスタイルに早く慣れることも大切です。私のインターン先は,アジア人は私1人で大変なことも多かったのですが,“私にしかできないこと”と感じてやりがいが大きかったです。
≪メッセージとご報告,どうもありがとうございました。≫