学部長挨拶

法学部長   青野 覚(あおの さとる)

青野 覚

 明治大学法学部の前身である明治法律学校は、1881年に、岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操の3名の若き法学徒が、フランス革命の成果である近代法の基本理念に共感し、わが国に西欧近代法を定着させて国民の権利・自由を擁護することをめざし、「権利自由」「独立自治」を建学理念として設立されました。2016年には創立135年を迎えました。
 
 本法学部は、この建学理念を体現した法曹とその視点を堅持した法学研究者の養成に加えて、近代社会特有な国家・地方自治体・企業などの大量の成員からなる団体において、近代法以降の法原理に沿って「ルールを作り、効率よく運営」するための法学的素養を有する健全な社会人の育成を目的としています。この目的を実現するために、学生諸君への体系的で正確な法学知識の伝授と幅広い教養の育成に努め、高い実績を挙げてきました。

 現在の法学部カリキュラムでは、社会人としての基礎能力(読み・書き・プレゼンテイション)を高めるリテラシー教育と豊かな教養の獲得をめざす教養教育を基盤に、法学体系に適合的で且つ学生諸君の希望進路に沿って最も効果的な科目を配分した5つのコース(「法曹コース」「公共法務コース」「ビジネスローコース」「国際関係法コース」「法と情報コース」)を設置しています。さらに、世界のグローバル化に対応した外国語教育と外国語による授業の豊富な科目を配置しています。加えて、本法学部には、研究者である教員による高度な専門知性の伝授のために不可欠な演習科目を、教育効果を高めるために、少人数で実施する長い伝統があります。学生諸君には、個々のゼミナールにおいて、学問研究は知る喜びに満ちた素敵な営為であることを実感していただければと思っています。

 大多数の学生諸君にとっては、本法学部の4年間は学校から職業への移行過程における「最後の学校」となります。この4年間で、卒業後最良の人生を送るために、自分自身の価値観と社会を見る自身の眼を養成し、さらに、社会で生きていくために必要な専門知識と知的技術を十分獲得されることを切に希望します。

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