わが国の地域社会では今後更なる人口高齢化の進行とともに、サービス化・ソフト化のさらなる進行によって、地域産業の基盤の衰退も懸念されます。一方、地方分権の流れや道州制構想などによって、地域の自立が求められてきています。また高齢化、産業の縮小などを通じて地方財政の悪化も懸念され、効率的な行政のあり方も課題とされています。
　地域社会を支えるのは言うまでもなく人“財”です。地域資源の有効な活用を支える人材の育成は短期的な対応策では解決できるものではありません。大学教育を通じて地域を支える人材を育成するには、そのために必要な教育が要請されています。
　政治経済学部では、地域社会における、産業振興、環境問題、観光、福祉・介護などの諸問題に関心を持ち、将来の地域社会を支える人“財”、すなわち「県民の星」の育成のためのプログラムを学部カリキュラムと連動させ、学生の就業力育成を推進していきます。

　地域を支える人“財”は多様です。これからの地域社会の状況を鑑み、また政治経済学部の特性と教育システムを考慮すると、「公務員」の育成及び「地域産業のリーダー」の育成が急務であると考えます。そのため、「県民の星」育成プログラムでは、以下の二つのコースを用意しています。
　A.県民の星となる「公務員養成コース」
　B.県民の希望となる「地域産業リーダー養成コース」
　二つのコースを設定するのは、両者とも県民の星として地域に必要な人材であるが、それぞれが得るべき知識や経験、資格等などに違いがあるからです。
　「県民の星」育成プログラムへは地域行政学科のみならず、政治学科、経済学科の三学科からの参加が可能です。もちろん、地域行政学科の学生にとっては、まさにプログラムへの参加が就業力促進に直接寄与するものですが、政治学科、経済学科を問わず地域貢献をめざす多様な人材を育成したいと考えています。

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• その他のプログラム
• 　ジャーナリスト育成プログラム
• 　ビジネスキャリア育成プログラム
• 　政経リーダー育成プログラム
• 　国際的人材育成プログラム