明治大学大学院文学研究科では、これまでに、史学・文学や日本・外国という壁を越境した科目として「総合史学研究」「総合文学研究」(博士前期課程)および「文化継承学」(博士後期課程)を設置し、個別の学問領域から脱却した新しいタイプの人材育成を目指してきました。高度な専門性を獲得した代償として個別分散化がますます進展している人文系の学問では、個別の立場・専門に偏らない、グローバルな研究視座を持つ人材を育成することが急務となっています。本プログラムは、本研究科でこれまで多くの実績を挙げてきた「日本古代学研究」に特化して、個別分散的かつ「内向き」になりがちな教育課程からの脱却を、より一層推進しようとするものです。