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明治大学マンガ図書館

2010年11月25日
明治大学

学長室専門員長 間宮 勇


 昨年10月に明治大学は、2014年を目処に東京国際マンガ図書館(仮称)を設置することを発表しました。その反響は予想以上のもので、国内の新聞・テレビはもちろんのこと、ニューヨークタイムズやガーディアン、BBCなど、世界17カ国で報道されました。

 この記者発表は、10月末の米沢嘉博記念図書館の開設にあわせて行われましたが、その時点で、東京国際マンガ図書館(仮称)に収用される資料、特に早稲田鶴巻町にある現代マンガ図書館に所蔵されている内記コレクションの受入は確定していませんでした。その後、内記稔夫さんとの間で話し合いを続け、12月に内記コレクションの寄贈に関する覚書が交わされたのです。東京国際マンガ図書館(仮称)が開設されるまでは、現代マンガ図書館は「明治大学現代マンガ図書館」として、従来どおり内記さんに運営を委ねることとなりました。内記コレクションは、貸本マンガを含めマンガの創世記からの単行本や雑誌など18万冊もの膨大なもので、マンガの歴史・文化の研究にとって欠くことのできないものです。

 この明治大学現代マンガ図書館と米沢嘉博記念図書館を併せたものが「明治大学マンガ図書館」です。米沢記念図書館の開設以来、各方面から寄贈のお申し出があり、ポップカルチャーやサブカルチャーに関する書籍・資料のほか、フィギュア、ゲーム機器やゲームソフトなども寄贈を受けています。また、現在は、北京大学に明治大学まんが図書館閲覧室を開設する準備も進められています。

明治大学東京国際マンガ図書館ホームページ
http://www.meiji.ac.jp/manga/index.html