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学長室

明治大学ホームページの再構築(リニューアル)

2011年01月31日
明治大学

学長室専門員 歌代 豊


 このたび,本学ホームページに中国語繁体字版サイトを新規公開しました。これまでホームページには中国語版としては簡体字版を公開していましたが,これで外国語に関しては,英語,中国語簡体字,繁体字,韓国語と4言語のWEBサイトが揃いました。昨年度のグローバル30(国際化拠点整備事業)採択以降,海外向けの情報発信を強化しているところです。また,本年は創立130周年目にあたりますが,創立130周年記念特設サイトを開設し,創立130周年記念事業に関するお知らせや,「世界へ」に向けての明治大学の取り組み,メッセージを発信しています。

 ICTが進展し,特に今後はスマートフォン,タブレット端末の普及拡大が見込まれ,ユビキタス社会が現実化してきました。このような時代に大学広報においてホームページは最も重要なメディアとなっています。そこで,さらなる改善を図るため,WEBサイト再構築プロジェクトに着手したところです。このプロジェクトの主な狙いは3点あります。

 1点目は,コンテンツです。現在,必要な情報が必ずしもタイムリーかつ十分に発信されているとはいえません。そこで,快適なアクセス性を提供するためにナビゲーションメニューを閲覧目的の観点から整理体系化します。また,外部に対して開示すべき情報を網羅するとともに,教育・研究・社会連携・国際連携の活動や,人の活躍(教員・学生・OBOG)の見える化を推進するなど魅力あるコンテンツを拡充していきます。その中で, “明治らしさ”を強調したデザインの統一,動画の活用も図っていく予定です。

 2点目は,運用体制です。コンテンツを拡充するためには,学部,各部門の情報発信力が鍵になります。情報発信に関するルールやコンテンツ制作に関するガイドラインを設定したうえで,学部,各部門が自律的に情報発信できるような運用体制にしていきます。

 3点目は,システム基盤です。コンテンツ,運用体制の問題の背景として,コンテンツ制作や運用の道具立てが未整備であったことが指摘できます。そこで,今回のWEBサイト再構築では,CMS(コンテンツ管理システム)を導入し,コンテンツ制作・情報発信の良質な環境・ツールを学部,各部門に提供することにしました。 CMSは,テキストや画像などからなるコンテンツの制作を支援するとともに,WEBサイト全体のコンテンツを統合的,一体的に管理するソフトウェアシステムです。

 WEBサイト再構築プロジェクトでは,現在,まず運用体制とシステム基盤の再構築から着手しているところですが,その成果は情報発信の質と量の改善という形で見えてくると思います。4月以降には,さらに魅力あるコンテンツを拡充し,創立130周年を迎える11月にあわせ大学ホームページを全面リニューアルする予定です。



                                        
                        創立130周年記念サイト                            中国語繁体字版サイト