明治大学と聖マリアンナ医科大学(神奈川県川崎市)は7月3日、教育・研究活動の交流と連携の推進を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結しました。
これまでにも、本学の生田キャンパスがある同じ神奈川県川崎市に位置していることもあり、2007年には本学の学術フロンティア推進事業『次世代機能材料「漆」の高度利用に関する学際的研究』で共同研究の実績を有するなど、研究者間での交流が行われていました。今回の包括協定により、これらの連携をさらに発展させ、医療現場における課題解決に資する医療機器の開発などにも期待がかかります。
調印式は、駿河台キャンパスリバティタワー23階の貴賓室で行われ、伊藤副学長、荒川理工学部長他本学関係者、聖マリアンナ医科大学関係者立ち合いのもと、福宮賢一学長と聖マリアンナ医科大学の三宅良彦学長が協定書に署名しました。
調印に先立つ懇談で福宮学長は、生田キャンパスの健康診断や、同診療所に医師を派遣してもらっていることに触れ「日ごろから学生や教職員の健康を守ってもらっている」との謝辞を述べるとともに、「今後も研究交流の場を設け、連携を深めていきたい」と期待を込めました。
また、三宅学長ら聖マリアンナ医科大学関係者は、「医療ロボット分野や、心臓の画像化などでの連携ができたら」と希望を述べるとともに、「生田キャンパス施設での学生交流も推進したい」と具体的な交流提案が次々と出されました。
聖マリアンナ医科大学とは
明治大学生田キャンパスに近接する神奈川県川崎市宮前区にある医学系大学(6年一貫教育)・大学院で、年間約100人の医師(研修医)を養成している。1971年創立。学生数約830人。
http://www.marianna-u.ac.jp/