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学長室

第134回明大祭開催にあたって 「祭り彩るキミの色」

2018年11月02日
明治大学 学長室

大学にはカレッジ・カラーがある。明治大学の色は「紫紺」である。「紫紺」は、黒に近い紺色。落ち着きがあって、品格がある。この二年間ほどの、ボーダーのシャツの流行りは、紫紺のボーダーだ。まるで明治カラーのように感じることもある。それと同じで、誰もが、自分の色と思うものがあるだろう。今年は何色?

私は「イエロー」と決めた。しまい込んでいたペリカンのイエローの万年筆を使い、夏の帽子もアメ横で買ったイエローのストローハット、ゴルフシューズはパーリーゲーツのイエロー、ゴルフボールももちろんイエロー。キミはどんな色?

色といえば、「レインボー」の旗は、世界のLGBTを象徴する旗になっている。パリで同性結婚した牧村朝子さんのブログを見ると、このレインボーフラッグを考案したギルバート・ベイカー氏のインタビューが出ている。最初は8色でデザインしたのだが、染色工場に色がなく、大量生産をするために6色になったらしい。空にかかる虹は、希望の色であるし、多様な色のコラージュは、この世界の多様性への肯定もあらわしている。

虹色に近いのはレゲーのシンボルカラーの「ラスタカラー」がある。緑と黄色と赤。ジャマイカのボブ・マーリーはカリスマだった。昔、マーリーの20枚組のCDを買って、夏はそれを聞いていた。色といえば、お寺にも五色の幕があり、歌舞伎にも定式幕という三色の幕がある。

では、キミの色は。明大祭の日に、どんな色を空にかけるのかな。それを楽しみにしている。