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就職活動体験記

理工学部 建築学科

地方公務員 東京都庁(技術職)

『就職活動体験記』
 内定先は東京都庁で、職種は建築の技術職です。仕事内容は様々ですが、公共建築の維持管理や保全や、東京都を防災都市にするための都市づくりなどがあります。まず技術系の公務員に決めた理由としましては、仕事の幅広さに魅力を感じたからです。なぜなら建築を学んで一番感じたことは建築というものは様々なものと関わりがあり、その全体像を理解できる技術者になりたいと思いました。また、ワークライフバランスもゼネコンなどの建設業と比較すると良い点があったからです。

試験勉強は大学内の技術系公務員講座の講義を大学3年の6月から受けていました。試験勉強という形で本格的に試験勉強に取り組んだのは12月~1月だったと思います。ただ大学の期末テストや研究があるので春休みである23月に集中して勉強できれば技術系の筆記試験は合格できると思います。筆記試験は教養試験、専門試験、論文試験があり、専門試験は大学の講義を中心に復習することが大切です。論文試験に関しては実際の問題を練習で書き、添削してもらうことが大切です。また日頃から新聞を読むことやニュースを見ることで、行政が何を行っているか、何を課題としているのか、といった点に注目できていると論文は書きやすいと思います。

民間企業の就職活動との両立に関しては、私は34社説明会に参加し、公務員の面接対策として実際に2社選考を受けましたが、この2社だけでも想像以上に時間をとられました。ESの作成なども筆記試験の勉強中心に就職活動を行っていたので、生田の就職キャリア支援事務室に相談し、短時間で作成することが出来ました。面接対策をすることはあまりなかったですが、民間企業の面接を受け面接慣れしたことは、結果として公務員の面接に良い影響だったと思います。民間も公務員も両立して就職活動を行うのは、新しい就職スケジュールでは非常に大変なので計画性が必要になってくると感じました。

就職活動中でうまくいったことは、筆記試験の合格発表前から面接試験対策を行ったことです。東京都に関しては面接試験時に面接シートの提出が義務づけられており、この面接シートの作成は時間がかかります。ただ筆記試験の合格発表から面接試験まで12週間ほどしかないので、合格発表後に作成を始めると面接シートにかける時間が少なくなってしまします。そこで毎年面接シートに大きな変化はないのということもあり、過去のものを参考にあらかじめ作成し添削してもらうようにしていました。その結果面接では良い成果を出すことができました。

 最後になりますが技術系の公務員を目指すために必要なことは情報収集です。周りに技術系の公務員の方は多くない上に、ネット上にも技術系の公務員に関しては情報が少ないと思います。自ら動き説明会に参加、試験内容や面接内容の確認や過去問集めなどを行うことで周りの志望者と差をつけましょう。就職活動頑張ってください!

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