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明治大学広報
第603号(2009年1月1日発行)
2009新春座談会
最後に
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米山 最後に一言ずつ明治大学に対する希望をお伺いしたいと思います。

中村 世間一般から見ると、やはり明治大学というのはいろいろな意味でブランド力があるし、目立つ存在です。特にここ1、2年で注目度が増しています。そこでこれからどうするのか、どこに手をつけるのかが課題です。考えなければならない要素の一つとして、景気の動向が悪くなっているということがあります。バブルがはじけた90年代前半というのは、もちろん受験人口も減りましたが、同時に経済的に厳しくなったので、地方から首都圏の大学に行かせられないという面がありました。ここ数カ月の異常な状態というのは、受験生の動きにも影響するのは間違いないと思います。そうするとさらに二極分化も進み、強い大学は強くなりますし、そうじゃないところはそうでなくなる。明治はトップユニバーシティとしてどこを目指すのか。そこが一番重要だと思います。

小林 地方の国立大学と明治大学に合格してどちらに行くかというと、就職状況や景気の動向もありますが、明治大学を選ぶ受験生がけっこういるわけですから、今のいい流れを断ち切らずに全国各地域への浸透度をもっと高めていく。そして、基盤が安定した上で世界にはばたくトップユニバーシティを目指してはいかがかと思います。

坂口 受験生の数は、実は東日本では早稲田ではなくて明治がトップなんです。東京は若干負けますが、甲信越、東海あたりまで互角です。ただ、弱いのが西日本なんです。これは決定的に違います。なぜかというと、関西より向こうの人たちは、明治ではなく「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)を選んでしまうんです。しかし早稲田は関関同立よりは上ということで受けにくるわけです。となると、当面のターゲットは西日本で関関同立よりも選ばれることで、全学部統一入試もいろいろな形でPRしていくことが重要だと思います。

米山 本日は貴重なご意見いただきまして、誠にありがとうございました。(了)



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