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北海道札幌北高等学校で特別授業を実施—明治大学の学びを文・理系合わせ、約60人の生徒が体験—

2019年12月07日
明治大学 広報課

経営学について講義した牛丸教授経営学について講義した牛丸教授

大鐘教授は身近にあるエピジェネティックな現象について解説大鐘教授は身近にあるエピジェネティックな現象について解説

明治大学は12月5日、北海道札幌北高等学校で特別授業を実施し、受講を希望した同校の1・2年生、約60人が本学の学びを体験しました。

これは、地方における広報活動の一環として、有力校の高校生を対象に、本学の学びを体験してもらい、大学で学ぶ意義を伝えるとともに、地方での本学への親近感と認知度向上を目的としたもの。

2019年度第1回目の実施となった今回は、文系クラスでは、同校の卒業生でもある経営学部の牛丸元教授(入試改革担当副学長)、理系クラスでは、同校での医学部進学希望の生徒が多いことから、農学部生命科学科の大鐘潤教授が講師を務めました。

文系クラスに登壇した牛丸教授は、「経営学は面白い!:インターディシプリナリーな学問」をテーマに授業。『経営学』とは、お金儲けの学問ではなく、組織や戦略について経済学、社会学、心理学を用いて分析する学際的な社会科学であることや、現代企業に見られるいくつかの組織現象を経営学の理論から説明し、その面白さについて解説しました。

理系クラスでは、「塩基配列だけでは説明できない遺伝子発現制御の仕組み」と題し、大鐘教授が講演。最先端の研究では、核の初期化や再生医療への応用が特に期待されているが、近年注目されている、DNAの同じ塩基配列情報から特定の細胞で特異的に遺伝子を発現させる仕組み『エピジェネティクス』を紹介しました。

参加した生徒たちからは、「高校で習った範囲も多少あったが、大学での学びの一端に触れ、新たに多くのことを知ることができた。進学に向け、残りの期間で知識量を増やしていきたい」「高校とは異なる『大学の授業』を体験でき、大学進学がより楽しみになった」「商学・経済学・経営学の違いが明確になった。また、経営学の奥深さを知り、関心が持てた」などの感想がありました。

講義中終始メモをとる姿が見られたり、終了後も生徒から多くの質問が寄せられるなど、有意義な機会となりました。