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格付投資情報センター(R&I)から「AA(維持)」の格付を取得

2020年03月26日
明治大学 財務課

明治大学は3月19日、株式会社格付投資情報センター(R&I)から4回目の格付評価を受けました。結果は昨年と同じ「AA」[格付けの方向性:安定的]です。

格付は、本学の持つ教育・研究の質の高さと学生募集力、就職実績、卒業生の厚み、国際化推進・教育力の向上に向けた改革への取り組みなどが総合的に評価されたものです。
学校法人格付は、学校法人が負うすべての金融債務についての総合的な債務履行能力に対する格付会社の意見であり、本学では以下の目的で格付を取得しています。

経営財務を中心とした第三者からの学校法人評価を確認でき、経営改善に資する有益な情報を得るため
安定した経営基盤が確立され、安心して通える学校であることを、入学希望者、学生生徒やその保護者の方へお知らせするため
卒業生に対し母校の経営努力の成果を明確にするため
経営陣と教職員が大学の現状や課題を把握し、共通の改善目標を持つため

取得した格付けの概要

格付会社 名称 格付 格付の方向性 所得日
株式会社格付投資情報センター
(R&I)
発行体格付 AA(維持) 安定的 2020年3月19日


格付理由

1881年に設立された明治法律学校を起源とする明治大学を中核とする学校法人。10学部、12研究科、法科大学院、専門職大学院を擁する大学、付属高等学校、中学校を設置し、学生・生徒数は約3万5千人を有し、全国的にも非常に知名度が高い。140年に近い歴史に支えられたブランド力や卒業生の厚みや社会的評価、キャンパスの立地の良さなどが評価され、総志願者数や実志願者数は全国トップクラスを維持しており、学生募集力は極めて強い。
「権利自由、独立自治」を建学の精神として、「『個』を強くする大学」を掲げる。2019年12月、10年後の大学の将来像と重点施策に関する「グランドデザイン2030」を公表した。「個」を磨いて自ら切り開く「前へ」の精神を堅持しつつ、時代を変革する人材の育成を目指す。教学と法人による良好なガバナンスの下、教育改革や国際化を積極的に推進していくとみられる。今後、グランドデザインの具体策が長期ビジョンや中期計画等へ反映されていく予定で、その内容に注目している。
教育環境の整備を目的にキャンパスの新設や再開発に多額の資金を投じたことで、経費負担が重い状態が続いていた。大型投資がほぼ一巡し、収支・財務は2015年度以降、改善傾向にあるものの、格付対比でなお見劣りする。2017年度の学費改定や寄付金拡充により増収効果が見込めるほか、大規模投資を抑制する方針であり、収支改善が進みそうな点を評価に織り込んでいる。

※格付理由などの詳細は、 株式会社格付投資情報センター(R&I)からの発表をご覧ください。