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体育会柔道部の森健心選手が講道館杯全日本体重別選手権90キロ級で優勝しました

2023年11月08日
明治大学 広報課

表彰台に上る森選手(左から2人目)表彰台に上る森選手(左から2人目)

(写真=どちらも柔道部)(写真=どちらも柔道部)

体育会柔道部は、11月5日に千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)で開催された講道館杯全日本体重別選手権に出場し、90キロ級で森健心選手(政経4)が優勝、光岡岳人選手(商3)が5位入賞を果たしました。

講道館杯は、学生、社会人問わず国内トップレベルの選手たちが競い、体重別で柔道日本一を決定します。森選手は準決勝で中西一生選手(旭化成)と対戦。延長戦の末、横四方固による技ありで決勝に駒を進めました。決勝の相手は、実力者の田嶋剛希選手(パーク24)。両者とも消極的な姿勢として2つ目の指導を受ける中、もつれこんだ延長戦で田島選手の隅落としを返し、技ありで勝利を勝ち取りました。

森選手の喜びのコメントは次の通りです。

森 健心 選手

大学に入ってから個人で一度も優勝することができなかったので素直にうれしいです。

決勝では延長に入ってからの場面は、あと1回攻められていたら反則負けになりそうでした。最後の返し技は流れで出たものでしたが、今日はどの試合もワンチャンスをものにして勝ち上がってきたので、決勝もそれを逃さずに勝つことができました。

6月の全日本学生優勝大会で左肘を亜脱臼と左側副靭帯を損傷してしまい、7月に手術をしました。直後は学生の個人戦には出られないと言われましたが、多少無理して練習を始めて、体重別の東京学生、全日本学生と1つずつ「これが学生最後の大会になるかも」と思いながらやってきました。手術をするかどうか悩みましたが、周りの意見をたくさん聞いて最善の決断ができたので、お世話になった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

肘を痛めてできる技が限られている中で練習を重ねてきました。最初は襟と袖を持たないと怖かったけれど、それを克服して技がかけられるようになり、気持ちの面でも強くなれたと思います。

これでやっとスタートラインに立てました。卒業後も柔道を続けるのでこれからが大事だと思っています。見ていて面白くないのが私の柔道ですが、最後まであきらめないことで勝つことができます。今後は投げる技を習得し、世界の舞台で活躍できるように頑張りたいです。