明治大学総合数理学部の宮下芳明教授、大学院理工学研究科博士前期1年の秋山耀さんは、専用紙に二面図を書いてセットすると、ボタン操作1回で造形してくれる3Dプリンタを開発しました。
現在、3Dプリンタで出力するためにはコンピュータやスマートフォン上で複雑な操作を行う必要があります。3Dモデリングを行うには3DCADという専用のソフトが必要となり、コンピュータに慣れていない人には敷居が高くなっています。
今回提案された3Dプリンタでは、方眼2枠が描かれた専用紙にマーカペンで二面図を描くことで3Dモデリングを行うことができます。また、チェックボックスを用いて、オプションを選択することもできます。例えば、「角丸仕上げ」という項目にチェックすることで、角が丸まった造形物を得ることができます。実際に、小学生から高齢者まで体験してもらい、このモデリング手法の有用性や手軽さについても確認しました。
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研究紹介動画
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宮下芳明研究室