明治大学の卒業生で、作家・倉橋由美子氏、作詞家・阿久悠氏の故人2人の功績を顕彰する「明治大学連合父母会文学賞」の「倉橋由美子文芸賞」(小説)と「阿久悠作詞賞」(歌謡曲・ロック・ポップス・演歌等あらゆる音楽ジャンルの歌詞)の第8回受賞作がそれぞれ決定し、2月28日(火)に駿河台キャンパスにて表彰式を執り行います。
「倉橋由美子文芸賞」大賞には、文学部3年十河和也さんの『クラミーと夏』が選ばれました。『クラミーと夏』は青土社発行の芸術評論誌「ユリイカ」3月号(2月27日発売)に掲載されます。また「阿久悠作詞賞」大賞には、総合数理学部4年岸上卓矢さんの『蝉しぐれ』が選ばれました。
同文学賞は、明大在学生の父母らでつくる「連合父母会」の後援により2009年に創設されました。文学賞は2部門とし、それぞれに明大特別功労者の名前を冠して、故人の業績を顕彰するとともに、投稿者の奮起となることを目的としています。
応募資格者は明大在学生(学部生・大学院生・留学生)で、今回倉橋由美子文芸賞に24編、阿久悠作詞賞に48編の応募がありました。
表彰式には、倉橋由美子、阿久悠両氏の令嬢や子息も参加し、受賞者を祝します。また昨年度より「阿久悠作詞賞」では、指定された課題曲に自由に歌詞を付ける「課題曲作詞方式」を取り入れており、今回課題曲を提供した河口恭吾さん(主な楽曲:『桜』など)も出席し、大賞曲(CD)が披露される予定です。
第8回明治大学連合父母会文学賞表彰式
日時 |
2017年2月28日(火) 18:00~19:00 |
会場 |
明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー23階 岸本辰雄ホール |
倉橋由美子文芸賞
大賞 |
「クラミーと夏」 十河 和也さん(文学部3年) |
佳作 |
「怪鳥」 寺本 充希さん(文学部4年) 「静寂の先のランドスケープ」 堅山 凌平さん(政治経済学部2年) |
阿久悠作詞賞
大賞 |
「蝉しぐれ」 岸上 卓矢さん(総合数理学部4年) |
佳作 |
「だるい私を眠らせて」 林 楓さん(国際日本学部3年) 「シベリアンハスキーの唄♪」 松浦 陽子さん(政治経済学研究科 博士前期課程1年) 「空色の汽車」 木村 匠さん(商学部3年) |