明治大学和泉キャンパス(東京都杉並区)の教育棟「和泉ラーニングスクエア」が、日本建設業連合会「BCS賞」を受賞しました。BCS賞は、毎年、優良な建築物を表彰することにより、良好な建築資産を創出し、日本の文化の進展と地球環境の保全に寄与することを目的としています。
選考にあたっては、それぞれの評価軸について、「建築主、設計者及び施工者の協力関係(三位一体)」を基盤とし「事業企画」「計画・設計」「施工」「環境」「建築物の運用・維持管理」の5項目をベースに総合評価します。
第65回となった今回は74件の応募のうち、和泉ラーニングスクエアのほかエスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市)や東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)、MIYASHITA PARK(東京渋谷区)など計15件が表彰されました。
和泉ラーニングスクエアは、明治大学の創立140周年記念事業として2022年3月に竣工しました。「アフターコロナの大学のキャンパスに学生が求める多様な居場所の可能性を、建物内外の空間で実現している」として、今回、学校施設(大学)では唯一の受賞となりました。
明治大学としての同賞の受賞は、創立130周年記念事業として2012年5月に竣工した和泉図書館が2015年に第56回BCS賞を受賞して以来2度目となります。
エントランスホールから見えるガラス張りのグループボックスが学生の活動をショーケースのように見せ、それを見た学生の学習意欲を高めている
机も椅子もないカイダン教室。ここでは、既成概念に囚われない自由な発想や議論が促進される