明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の萩原一郎特任教授がこのたび、2018年度日本機械学会賞(技術功績)を受賞しました。
受賞タイトルは「計算科学シミュレーション援用折紙工学の創設と産業への展開」で、これは、同教授の機械工業に関わる技術開発、生産技術、設計、計画等における顕著な業績が認められたものです。
折り紙には「縮んだり広げたりできる」「軽くて強い」という特徴があり、人工衛星のソーラーパネルなどに生かされています。この優れた特徴を建築や自動車産業、医療など、いろいろな分野のモノづくりに役立てることで、商品を開発し、生産する方法が大きく変わる可能性があります。
日本機械学会賞(技術功績)
日本機械学会賞は、同学会創立60周年(1957年)記念事業のひとつとして、「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として1958年に設けられました(第1回表彰は1959年4月の第36期総会)。このうち、日本機械学会賞(技術功績)は、(1)独創性、(2)技術的進歩への継続的寄与度、(3)当該分野での周知度、(4)産業社会上の貢献度を評価項目として、技術功績が顕著な会員個人に贈られ、表彰が行われます。
■萩原特任教授の“折紙工学”の研究について分かりやすく解説した動画をご覧になれます。
Origami Changes Everything Incredible Senseis at Meiji University
(URL:
https://youtu.be/yOBBhzAcz3E)