Go Forward

『浅草見世物 奥山の風景』

浅草見世物 奥山の風景

<浅草見世物>
江戸時代の浅草奥山は,見世物や大道芸が集まり,一般大衆の娯楽の場として栄えました。
その後見世物は区画整理により日本の芸能の中心となった「浅草六区」に移転し,所々に見世物小屋が立ち並び,歓楽街の景観を形成しました。
今回の国際浅草学プロジェクトでは,かっての奥山の風景を再現させるべく,当時と関係の深い講演・実演を豪華に織り込み,皆様に披露いたします。

こちらのイベントは,終了いたしました。多数のご来場ありがとうございました。

開催日時

2009年10月4日(日) 開場13:00 開演14:00

会場

主催

国際浅草学プロジェクト実行委員会(台東区・明治大学)
 協賛:財団法人台東区芸術文化財団/下町風俗資料館

~第1部 「講演」~

【記念講演】  「浅草と見世物、大道芸」
川添 裕 皇學館大学 文学部 教授
【講   演】  「紙芝居と街路の文化様式-その広がりと日韓比較-」
姜 竣 城西国際大学 国際人文学部 准教授

~第2部 「実演」~

1 最後の見世物・人間ポンプ(映像と安田春子氏へのインタビュー)
最後の見世物芸人と呼ばれた故・安田里美氏の「人間ポンプ」を映像でお楽しみいただきます。また安田春子夫人に当時の見世物小屋についてお話をいただきます。
2 「ろくろ首」(浅草雑芸団)
全国で公園を繰り広げている浅草雑芸団(坂野比呂志大道芸塾)により江戸時代の見世物小屋の定番であった「ろくろ首」を披露いたします。
3 日本手品「蝶のたはむれ」「金輪の曲」(東京イリュージョン・藤山新太郎)
国際的に活躍している藤山新太郎師により日本古来の手品の最高傑作「蝶のたはむれ」,長らく途絶えていた日本独自の手品を復活させてた「金輪の曲」を披露します。
 終了予定時刻 17:00

~展示・実演~

ミレニアムホールホワイエにて開演前および休憩時間に行います。
絵看板
 安田里美興行社所蔵の見世物小屋の絵看板を展示し,昔の奥山の風景を再現します。
竹田からくり人形(桐生からくり人形芝居)
 江戸の風情を受け継ぐ桐生からくり人形芝居により「義士討入」を実演いたします。
21世紀のからくり人形「踊る!和ボット」(舞台芸術21ネットワーク・和のメソッド)
 古来の日本伝統文化と現在のハイテクノロジーが融合したロボットが日本伝統を舞います。
 企画・構成 :
上島敏昭(浅草雑芸団)

舞台監督・照明 :
斉藤正雄

企画協力 :
(社)全日本郷土芸能協会

映像協力 :
ヴィジュアルフォークロア
北村皆雄

司会 :
原健太郎(国際浅草学プロジェクトメンバー)