植物工場でやさいを育ててみよう
明治大学植物工場基盤技術研究センター長
農学部農学科 教授 池田 敬
農学部農学科 教授 池田 敬
明治大学「植物工場基盤技術研究センター」は、平成21年度、経済産業省「先進的植物工場施設整備事業」により設置された植物工場をベースに、栽培および栽培装置の開発・研究と植物工場の普及を進める組織です。経済産業省は「農商工連携」による食料の安定供給、農業の産業化を目標に、植物工場の設置、運営に関わる諸問題の克服に関する研究開発と地域の事業者育成、支援のための技術指導、人材育成、情報提供を目的として本事業を設置しました。
明治大学は研究・知財戦略機構を窓口として、経済産業省の基本目的に加え、生産コスト縮減のため、農学部と理工学部で開発した技術を活用し、培養液のナノバブル殺菌、人工照明、無菌的空調により、無農薬、無洗浄の清浄野菜を生産するシステムや、風車・ソーラー発電による自然エネルギーの利用などを特徴とした植物工場を申請し、全国8拠点(内大学7)が受理され、建設にいたりました。
今後、農学部、理工学部を中心に各種エネルギーの効率的栽培システムや、機能性野菜類の開発・栽培技術などの研究を行い、地域に密着する植物工場のモデル化・実用化を追求します。また、この実用化モデルによる生産物の地域流通や人材育成事業を経営学部、商学部と共同し、まさしく明治大学の「農商工連携」研究組織として活動し、地域社会に貢献して行く所存です。加えて学生諸君には「先端的で夢のある農業」を展望できる教育施設として活用できるよう努力します。運営・管理など実務を担当する「研究・知財戦略機構所属植物工場スタッフ」ともども今後ともよろしくお願いいたします。
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明治大学植物工場基盤技術研究センター
<明治大学生田キャンパス内>
〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
TEL&FAX 044-934-7076
※平日9:00~17:00
Email:plant@mics.meiji.ac.jp