法学部では,7月21日から8月3日まで,日本の法と法制度について英語で授業を行う夏期短期集中講座「Meiji University Law in Japan Program」を実施しました。 このプログラムは,明治大学が国際化拠点整備事業(グローバル30)の一翼を担う国際的な教育機関として発展していくための新しい教育プログラムのひとつとして2009年に計画され,今回は3度目の開催となりました。
私は現在,JETプログラム(注)の一環で来日し,日本国内で外国語指導助手をしています。今年の夏休みの前半,明治大学「Law in Japan Program」に参加して,とてもよかったと思っています。実際に,「明治大学で学ぶ」というのがどんな感じであるかを知る絶好のチャンスでした。また,数週間とはいえ,満員電車やら何やら「東京」を経験するのもよいもので,地方の田舎町でのんびりとしたペースで暮らしていたのとはずいぶんと違って,私にとってはある意味,「歓迎すべき変化」でした。 日本の法律について経験を積んだ大学教授や専門家の講義を聴く一方で,国会や最高裁判所といった見学先を訪れる機会に恵まれました。また日本国憲法や立法,司法などの諸制度を総合的に学ぶことは,日本という国とその文化をより一層,理解するきっかけとなりました。スタッフは皆さん親切で,講師陣はいずれも興味深い人たちばかりでした。それに,国内外から今年度のプログラムに参加した受講生たちと知り合えて楽しかったです。実にさまざまな国籍、職業、年齢層の受講生がいました。 もしあなたがこの夏,何かふだんとは違った経験をしたいと思っていて,日本の法制度について関心があるのならば,私は明治大学「Law in Japan Program」をオススメします。 (注)「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme,通称JET)の柱である,日本全国の小・中・高等学校で語学指導に従事する外国語指導助手(ALT)のこと。