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法学部

日韓学術交流講演会を開催しました!

2023年05月30日
明治大学 法学部

2023年5月10日に、本学法学部及び明治大学比較法研究所主催、明治大学史資料センター後援による日韓学術交流講演会「金炳魯(キム・ビョンノ)と明治大学」を駿河台キャンパスにて開催いたしました。

これは、明治大学法学部をご卒業後、韓国の最高裁長官にあたります初代の大法院長を歴任された金炳魯先生の評伝を、ソウル大学法学専門大学院の韓寅燮(はん いんそっぷ)教授が出版されることを機に開催したものです。
講演会冒頭で、上野法学部長より「1881年に創立した明治法律学校は、東アジアが激動する20世紀初頭に多くの留学生を受け入れ、その後、母国で大きな足跡を残すような人物を輩出してきた。本日講演いただく金炳魯氏もその1人であり、講演を私自身も楽しみにしている」と挨拶がり、本講演会への期待が示されました。
韓教授から、「金炳魯(韓国の初代大法院長(最高裁長官))の法律学習と抗日-民衆弁護士活動:明治大学、布施辰治弁護士との関係を中心に」というテーマでご講演をいただき、金炳魯氏の本学での学びや布施辰治弁護士と関係などについて貴重な研究内容をご紹介いただきました。
 また、明治大学史資料センター所長・図書館長である村上一博法学部教授が、「明治大学に学んだ朝鮮法律留学生」というテーマで講演を行い、本学法学部出身で韓国の法曹界でご活躍をされた曺晩植(チョ・マンシク)氏、趙素昂(チョ・ソアン)氏、金炳魯氏らの活躍に触れたのち、本学で学び韓国社会の様々な分野で活躍してきた校友たちの調査を、今後も継続していく旨をお話されました。

 なお、日韓学術交流講演会終了後、呼びかけ人一同による出版記念会が本学紫紺館にて行われ、尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大韓民国大使や、金炳魯氏の孫である金鐘仁(キム・ジョンイン)氏、布施辰治氏の孫である大石進氏など関係者50名が集まりました。
 

ソウル大学法学専門大学院の韓教授ソウル大学法学専門大学院の韓教授

法学部 村上一博教授法学部 村上一博教授