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阿久悠について

阿久悠(1937~2007年)









作家。1937年(昭和12年)兵庫県生まれ。
1959年、明治大学文学部卒業。広告代理店を経て、1966年からフリーとなり本格的な文筆活動を開始する。『北の宿から』『UFO』など、演歌から歌謡曲、アニメ番組のテーマソングまで5,000曲以上に及ぶ作品を幅広く手がけ、日本を代表する作詞家として活躍した。
小説『瀬戸内少年野球団』は映画化され、作家としてもその才能を発揮。日本レコード大賞を数々受賞し、1997年には作詞活動30年の功績が称えられて第45回菊池寛賞を受賞。1998年、明治大学特別功労賞、1999年、紫綬褒章、2007年、旭日小綬章などを受賞している。

阿久悠略年譜

西暦 元号 年齢 事項
1937年 昭和12年   2月7日、兵庫県津名郡鮎原村(現洲本市五色町)に生まれる
1955年 昭和30年 18歳 兵庫県立洲本高等学校卒業。明治大学文学部文学科日本文学専攻入学
1959年 昭和34年 22歳 同卒業。株式会社宣弘社入社
1966年 昭和41年 29歳 同社退社。放送作家としての活動本格化
1971年 昭和46年 34歳 「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)で第13回日本レコード大賞受賞 
1973年 昭和48年 36歳 「ジョニイへの伝言」(ペドロ&カプリシャス) 「じんじんさせて」(山本リンダ)で第15回日本レコード大賞作詩賞受賞
1975年 昭和50年 38歳 「乳母車」(菅原洋一)で第17回日本レコード大賞作詩賞受賞
1976年 昭和51年 39歳 「北の宿から」(都はるみ)で第18回日本レコード大賞受賞
1977年 昭和52年 40歳 「勝手にしやがれ」(沢田研二)で第19回日本レコード大賞受賞
1978年 昭和53年 41歳 「UFO」( ピンク・レディー)で第20回日本レコード大賞受賞
1979年 昭和54年 42歳 『瀬戸内少年野球団』で第82回直木賞候補。以降、「喝采」(1987年)、「隣りのギャグはよく客食うギャグだ」『墨ぬり少年オペラ』(1988年)で三度にわたり同賞候補となる。
1980年 昭和55年 43歳 「雨の慕情」(八代亜紀)で第22回日本レコード大賞受賞 
1982年 昭和57年 45歳 『殺人狂時代ユリエ』で第2回横溝正史ミステリ大賞受賞
1985年 昭和60年 48歳 「夏ざかりほの字組」(Toshi & Naoko)で第27回日本レコード大賞作詩賞受賞
1986年 昭和61年 49歳 「熱き心に」(唄 小林旭)第28回日本レコード大賞作詩賞受賞
1990年 平成2年 53歳 「花束(ブーケ)」(八代亜紀) で第32回日本レコード大賞作詩賞受賞
1994年 平成6年 57歳 「花のように鳥のように」(桂銀淑)で第36回日本レコード大賞作詩賞受賞
1996年 平成8年 59歳 「螢の提灯」(坂本冬美) で第38回日本レコード大賞作詩賞受賞
1997年 平成9年 60歳 第四五回菊池寛賞受賞
1998年 平成10年 61歳 明治大学特別功労賞受賞
1999年 平成11年 62歳 紫綬褒章受章
第7回スポニチ文化芸術大賞グランプリ受賞
2000年 平成12年 63歳 『詩小説』で第7回島清恋愛文学賞受賞
2002年 平成14年 65歳 第3回正論新風賞受賞
2007年 平成19年 70歳 8月1日、東京慈恵会医科大学附属病院で死去。旭日小綬章受章
第49回日本レコード大賞特別功労賞受賞
2008年 平成20年   第45回ゴールデン・アロー賞芸能功労賞受賞
2010年 平成22年   兵庫県洲本市五色町(淡路島)に「あの鐘を鳴らすのはあなた」をモチーフとした阿久の顕彰モニュメント『愛と希望の鐘』が設置