国際教育センターは、「コロナ禍における『オンライン留学』参加学生座談会」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年度は実際に渡航する留学プログラムが全て中止される中、12名の学生が、自身の派遣予定であった協定校へオンライン留学しました。今回の座談会は、国際連携機構の仲谷ちはる特任講師が司会のもと、12名のうち5名が参加して行われました。
冒頭、菊地センター長があいさつに立ち、「オンライン留学は、私たち教職員にとっても初めての試みで手探りでの実施となった。皆さんが感じたオンライン留学の『リアル』を伝えていただきたい」と述べました。
続いて、学生がそれぞれの留学体験を発表し、意見交換が行われました。学生からは、「納得できる学生生活を送りたかったから」「今できる最善策を考えたから」などのオンライン留学を決意した理由をはじめ、「異文化体験や交流ができず仲間づくりが難しかった」といった率直な意見も発せられ、活発な議論が行われました。
さらに、オンライン留学のメリットについては、「実際に渡航する形での留学と比べ、費用と時間を節約できた」「明治大学と留学先の大学の授業を受講することで、内容の比較検討ができた」など、制約がある中でも有意義な時間を過ごしてきた経験者の生の声を聞くことができる貴重な機会となりました。
国際教育センターでは、海外への派遣留学の実現を目指しつつも、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、必要に応じ、オンラインによる留学への切り替えも含め、本学学生の海外留学を促進していきます。
<座談会参加学生>
▽文学部3年、米国・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
▽政治経済学部3年、米国・サンフランシスコ州立大学
▽経営学部3年、カナダ・ヴィクトリア大学
▽文学部3年、ドイツ・ビーレフェルト大学
▽政治経済学部2年、台湾・国立台湾大学
*座談会の様子は、4月上旬に公開予定です。