本学は，本年３月３０日付けで南カリフォルニア大学（米国）と大学間協力協定を締結した。
１８８０年に創立された南カリフォルニア大学は，私立大学として全米２位の規模，また西海岸で最古の歴史を誇り，学部レベルで９５，大学院で１３４の専攻課程を有するアメリカでも代表的な総合大学である。U.S. News & World Report誌にて２００９年１月に発表された全米大学ランキングは２７位。留学生の受入も積極的で，約６千人が在籍している。
同大学とは本学大学院ＧＰ「複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム」に関連し，本学と同大学の大学院生を相互に派遣し，研究指導を行うという計画があることから，今回の協定締結は，本学大学院文学研究科の協力を得て，交渉に当たった。この計画を契機として，今後も同大学と研究科間さらには学部間での研究者・学生交流へと広がることが見込まれる。
今回の協定は，まずは上述の大学院生交流に絞った内容からスタートすることになるが，同大学の教養学部には，日本語及び日本文化を学ぶ「東アジア言語及び文化」の他に，日本の政治経済や社会史等，幅広い分野を網羅した「東アジア学」の専攻科目があり，今後は，こうした分野での研究者交流および学生交流も期待できる。
この度の協定締結により，本学の協定校は，２８カ国・地域，９３大学(学部間協定５大学を含む）となった。
