アセアンセンターの開室時間について
アセアンセンターは2022年3月28日以降、平常時の開室体制です。
アセアンセンターの概要
アセアンセンター入り口風景
「Study Center」を設置したアセアンセンター内
めいじろうのタイご当地ロゴが決まりました
タイの首都、バンコクのスクンビット地区アソーク通りに面する協定校のシーナカリンウィロート大学キャンパス内にあるサービスビル10階に位置し、教室、ゼミ室、共同研究室、事務室等を備えています。明治大学の学部や大学院が主催するタイでの留学プログラムやテレビ会議システムを使った遠隔授業、タイや東南アジアの協定校との交流の拠点、そしてタイ人学生や日本からの留学生との親睦の場として広く活用されています。
当大学の採択事業とアセアンセンター
続いて、上記事業の継続事業である平成28年度(2016年度)「大学の世界展開力強化事業-アジア諸国との大学間交流の枠組み強化-」タイプBに当大学の構想「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」が採択されたことを受け、同センターはCLMV諸国を含めたアセアン地域での大学間交流の実施拠点として、そしてCLMV諸国の実態や実情に鑑み、日本の過去の教訓を踏まえた「先進的なアジア型の将来都市構想」と、これを実現する「共創的教育システム」を創造することを目的とする5年間の新たな事業の中心として、重要な役割を果たしています。
また、令和3年度(2021年度)より「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトが新たに採択されています。本プロジェクトはプロジェクト参加大学・機関と連携しながら、オンラインを活用した国際交流プログラムを拡充し、また海外拠点の活用・運用方法を共有し強化する取り組みを通じて、参加大学・機関がそれぞれ、学生の適切な留学先選びの支援となるような仕組みを作り上げることを目標とする新事業であり、アセアンセンターは海外拠点・海外キャンパスとして本プロジェクトを支援しています。
アセアンセンターの活動(1)
タイ人留学経験者による明治大学留学プログラムの紹介
タイ人留学経験者による明治大学農学部との交換留学プログラムの紹介
アセアンセンターからタイ人ゲストレクチャーをオンライン配信の様子
GSPプログラム最終日の記念写真
ハイライト
2021年11月20日と21日にシーナカリンウィロート大学がオンライン開催したオープンハウスに明治大学アセアンセンターがオンラインで参加し明治大学アセアンセンターオープンデーを実施しました。タイ全国から多くの高校生、大学生、保護者、教員などが参加しました。
2022年2月4日~19日に実施した「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクト(GSP)の一部のプログラムとしてタイ語・タイ文化講義のほか、アセアンセンターで行われたタイ人ゲストスピーカーによる講演の日本へのリアルタイム配信を行いました。
タイやアセアン諸国に対する明治大学の広報活動および留学生募集活動
KMITL経営学部に対する学部間交換留学プログラムの説明
トリアム・ウドム・スックサー高校の学生との質疑応答
アセアンセンターでは2018年からタイの高校生、大学生や一般を対象にオープンデーを設け、明治大学の周知や 留学案内などの行事をタイ人の明治大学留学経験者の支援で毎年行っています。2021年度は新型コロナの問題により11月20日~21日の2日間にわたってオンライン形式で開催されたシーナカリンウィロート大学のオープンハウスと同時に開催しました。本学と協定締結しているシーナカリンウィロート大学の学部(6学部)の協力のもと、各学部プログラムで明治大学の紹介および明治大学アセアンセンターオープンデー活動を実施しました。今年度、シーナカリンウィロート大学はZoom、Facebook LiveなどのSNSを活用したこともあり、タイ全国からたくさんの高校生や大学生などが参加しました。また、参加者に協力してもらったアンケート回答の結果によると、本学に留学経験のあるタイ人学生およびOBの留学経験談や日本語・日本文化のクイズを交えたイベントが大変好評でした。
また、潜在的に明治大学への留学や交換留学希望者が多く存在すると思われる高校や大学に対して、オンライン形式で明治大学の広報や留学生募集活動も行っています。今後、新型コロナの問題が収束すれば再開される予定の在タイ日本大使館・日本学生支援機構(JASSO)等が企画するJUNE Fairや大規模な留学説明会にも引き続き参加する予定です。
タイやアセアン諸国の協定校に関する情報収集及び実施に向けた調整や支援活動
明治大学はアセアン諸国の大学と大学間協定を結んでコンソーシアムを形成している。そのうちタイにおいては11の大学と大学間・学部間協定を結び、交換留学や教員相互交流、共同研究などの活動を実施・計画しています。アセアンセンターはその実施の支援やモニター、新たな交流協定先の調査などの活動を行っています。新型コロナの問題の収束を見込んで協力関係の強化および新たな協力拡大の可能性を協議するため、タイの協定大学が本学を訪問するなど、アセアンセンターは本学と各協定校の様々な連携を支援しています。
令和3年度文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトへの支援
遠隔授業/オンライン授業や集中講義を活用した、本学学生に対する講義の提供
Zoomによるオンライン授業
「Towards a Better World: SDGs @Meiji University」の様子
アセアンセンターの「Study Center」機能の強化
学生が「Study Center」を利用した様子
アセアンセンターで行われたタイ人ゲスト講演の様子
これまでの活動実績およびシーナカリンウィロート大学を中心とした協定校との関係強化を踏まえ、より発展的な海外拠点として機能させるため、2019年11月にアセアンセンターに「Study Center」を設置することになりました。ASEANや日本に関する書籍を用意して協定校図書館の機能を補完していきます。日本人学生や協定校の学生が日常的に利用することにより自然と学生交流が生まれる場所として目指しています。
2021年度はコロナ禍でタイの教育機関が閉鎖しオンライン授業に切り替えたこともあり、「Study Center」を利用した学生は少なかったですが、2022年2月4日~19日に開催された「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトにおけるタイ側の会場および学生の学習の場として活躍されました。こうした学生の国際交流や参加プロジェクトの課題に取り組む場としてアセアンセンターが活用されています。今後、「Study Center」利用促進のためのイベントを企画する予定です。
タイにおける日本の大学の連絡会(JUNThai)メンバーとして日本の大学ならびに日本とタイの教育関連機関との連絡協調や協力活動
JSPS冨山副センター長一行のアセアンセンター訪問
都留文科大学佐脇英志教授のアセアンセンター訪問
学生の企業訪問やインターンシップ・ボランティア活動の支援
日本語パートナープログラムで、LAMPAMGの高校で日本語を教えている国際日本学部生
国際NGO(AIPP)でインターンをしている農学部生
また、国際交流基金の日本語パートナーズプログラムで毎年約2名、明治大学からタイの高校に10ヵ月間、日本語教師補助のインターンで派遣されています。外務省の「トビタテ!留学JAPAN」プログラムでタイに留学及びインターンで毎年1名程学生が派遣され、2018年度はチュラロンコーン大学理学部に1名留学しました。
短期留学プログラムへの支援(アセアンセンターの活動2 参照)
農学部国際農業文化理解プログラム参加者に対するタイの安全に対するオリエンテーション
理工学部国際実習プログラム参加者のためのタイ語講義
タイ人短期留学生に対する日本出発前合同オリエンテーション
コロナ禍では各短期留学プログラムでオンラインへ変更されたものもあり、アセアンセンターはプログラムのコーディネーションとともに、オンライン形式でオリエンテーション、海外渡航時や留学時の安全対策の説明、タイ語・タイ文化の講義を実施しています。
中・長期留学プログラムへの支援(アセアンセンターの活動3 参照)
2019年7月タイから明治大学への長期交換留学生に対するブリーフィング
シーナカリンウィロート大学経営学部での募集説明会
タイ人学生に本学への留学について個別説明
また、これまでタイ協定校と明治大学との長期交換留学の状況を分析し積極的に大学間および学部間の交流を推進しています。2019年度はシーナカリンウィロート大学経営学部などタイ協定校を訪問して長期交換留学に関する情報の提供、交換留学の仕組み等に関する説明、参加者との質疑応答、意見交換などを行いました。2021年度は新型コロナの状況を考慮して訪問の代わりにオンラインで各協定校と意見交換を行い、交換留学プログラムの情報を提供する説明会を実施しました。
アセアンセンターの活動(2)
学部・研究科等が実施する短期留学プログラム
2018年8月政治経済学部短期留学プログラムThailand Stock Exchange訪問
2019年8月理工学部建築学科ワークショップ
2018年8月情報コミュニケーション学部 シーナカリンウィロート大学人文学部との合同発表会
2018年9月農学部 FAOアジア太平洋地域事務所にて
<短期プログラム(派遣)>
▸政治経済学部 「タイ短期留学プログラム」
▸理工学部 「国際実習」 、建築学科「B4チュラロンコン大学短期留学」
▸農学部 「農学部海外留学プログラム」
*短期留学プログラムのうち、農学部国際農業理解プログラム(タイ)を参照
▸情報コミュニケーション学部 「国際交流」
*国際交流(タイ)を参照
アセアンセンターの活動(3)
学部・研究科等が実施する交換留学プログラム
以下の記載は,1学期または1年間の留学に関する学生交流の覚書を締結している協定校です。
▸大学間協定
(1) チュラロンコン大学
(2) モンクット王ラカバン工科大学
(3) シーナカリンウィロート大学
▸学部間協定
1 政治経済学部 「学部間協定留学(授業料免除型)」
*以下の大学を参照
(1) シーナカリンウィロート大学 社会科学部
(2) シーナカリンウィロート大学 人文学部
(3) シーナカリンウィロート大学 経済学部
(4) シーナカリンウィロート大学 経営学部
(5) タマサート大学 政治学部
(6) チェンマイ大学 経済学部
(7) チェンマイ大学 政治・公共管理学部
(8) チュラロンコン大学 経済学部
(9) チュラロンコン大学 政治学部
(10) モンクット王ラカバン工科大学 行政経営学部
(11) プリンスオブソンクラ—大学 経済学部
2 理工学部 学部間・研究科間協定留学
(1) チュラロンコン大学 建築学部
(2) チュラロンコン大学 理学部
(3) シーナカリンウィロート大学 工学部
3 農学部 「農学部海外留学プログラム」
*長期留学の要項等のうち、以下の大学を参照
(1) カセサート大学カンペンセン校 農学部
(2) シーナカリンウィロート大学 経済学部
(3) シーナカリンウィロート大学 農産物革新・技術学部
(4) チュラロンコン大学 理学部
(5) チェンマイラジャパット大学 農業技術学部
(6) キングモンクット工科大学トンブリ校 生物資源工学部
4 経営学部 学部間協定留学シーナカリンウィロート大学
(1) シーナカリンウィロート大学 サステイナビリティ研究国際学部
(2) シーナカリンウィロート大学 経済・公共政策学部
5 情報コミュニケーション学部 「国際交流プログラム」
*学部間協定留学のうち、以下の大学を参照
(1) シーナカリンウィロート大学 人文学部