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明治大学アセアンセンター

アセアンセンターの開室時間

月曜日から金曜日まで、9時00分から17時00分まで(いずれもタイ時間)開室しております。

アセアンセンターの概要

アセアンセンター入り口風景 「Study Center」を設置したアセアンセンター内 めいじろうのタイご当地ロゴが決まりました

 明治大学アセアンセンターは2013年5月に、アセアン諸国の高等教育等との教育・学術・研究交流及び同地域・社会との連携を計画的並びに組織的に推進することにより、当大学の国際化を更に進展させること、そして、多くの実務分野においてたくましい「現場力」を持って日本と東南アジアの懸け橋となりうる実務型リーダーを、日本とASEAN諸国の双方に育成することを目的に開設されました。

 タイの首都、バンコクのスクンビット地区アソーク通りに面する協定校のシーナカリンウィロート大学キャンパス内にあるサービスビル10階に位置し、教室、ゼミ室、共同研究室、事務室等を備えています。明治大学の学部や大学院が主催するタイでの留学プログラムやテレビ会議システムを使った遠隔授業、タイや東南アジアの協定校との交流の拠点、そしてタイ人学生や日本からの留学生との親睦の場として広く活用されています。

当大学の採択事業とアセアンセンター

 明治大学アセアンセンターは、文部科学省の事業である平成24年度「大学の世界展開力強化事業-ASEAN諸国等との大学間交流形成支援-」に採択された当大学の構想「日本ASEANリテラシーを重視した実務型リーダー育成プログラム」の目的達成のための拠点として、ASEAN各国の有力な17大学とコンソーシアムを形成し、長期及び短期の様々な学生交流プログラムを実施しました。

 続いて、上記事業の継続事業である平成28年度(2016年度)「大学の世界展開力強化事業-アジア諸国との大学間交流の枠組み強化-」タイプBに当大学の構想「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」が採択されたことを受け、同センターはCLMV諸国を含めたアセアン地域での大学間交流の実施拠点として、そしてCLMV諸国の実態や実情に鑑み、日本の過去の教訓を踏まえた「先進的なアジア型の将来都市構想」と、これを実現する「共創的教育システム」を創造することを目的とする5年間の新たな事業の中心として、重要な役割を果たしています。

 また、令和3年度(2021年度)より「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトが新たに採択されています。本プロジェクトはプロジェクト参加大学・機関と連携しながら、オンラインを活用した国際交流プログラムを拡充し、また海外拠点の活用・運用方法を共有し強化する取り組みを通じて、参加大学・機関がそれぞれ、学生の適切な留学先選びの支援となるような仕組みを作り上げることを目標とする新事業であり、アセアンセンターは海外拠点・海外キャンパスとして本プロジェクトを支援しています。

アセアンセンターの活動(1)

岩崎政明教授のアセアンセンター訪問の写真 アセアンセンターオープンデーチラシ アセアンセンターオープンデ-活動当日の様子 アセアンセンターからオンライン配信したGSP事前学習の様子 GSPプログラムのワークショップの様子

 アセアンセンターは明治大学の東南アジアにおける拠点として様々な活動を行っていますが、2023年度の代表的なイベントや活動として以下をご紹介いたします。

●2023年8月23日にJICA研究プロジェクトで来タイされた明治大学専門職大学院法務研究科の岩崎政明教授がアセアンセンターを訪問されました。

● 2023年11月11日と12日にシーナカリンウィロート大学が開催したオープンハウスに明治大学アセアンセンターにあわせて、明治大学アセアンセンターオープンデーを実施しました。タイ全国から多くの高校生、大学生、保護者、教員などが参加しました。

● 2024年2月3日にオンライン、2月7日~15日に実留学とオンラインを組み合わせた形で実施した「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクト(GSP)において、オンライン交流とともに、アセアンセンターを拠点に実留学プログラムを行いました。

タイやアセアン諸国に対する明治大学の広報活動および留学生募集活動

KU International Education Fair Plusの開会式 Satriwithaya Schoolでの留学説明会

 アセアンセンターでは2018年からタイの高校生、大学生や一般の方を対象にオープンデーを設け、明治大学の周知や 留学案内などの行事をタイ人の明治大学留学経験者の支援で毎年行っています。2023年度のアセアンセンターオープンデーはシーナカリンウィロート大学のオープンハウスと同時開催する形でシーナカリンウィロート大学内で2023年11月11日(土)~12日(日)の2日間にわたって対面で開催されました。シーナカリンウィロート大学の学生およびタイに留学中の明治大学の学生が中心になり、明治大学アセアンセンターが所在しているサービスビルの入り口で広報コーナーを設置するとともに、アセアンセンター内で感染予防対策をとりながら様々なアトラクションやイベントを開催しました。訪問者(高校生)は日本や明治大学に関するクイズやゲームを通じて直接シーナカリンウィロート大学や明治大学の学生とふれあいながら、日本や明治大学の情報などについて話をするなどインタラクティブな交流ができました。オープンデー参加後、「日本留学に興味が沸いた、明治の留学情報やシーナカリンウィロート大学の情報も聞けてよかった、オープンデーに参加してよかった」などという高校生からのコメントやフィードバックをみれば、オープンデーは重要な啓蒙活動の一つとなっていることがわかります。
 また、潜在的に明治大学への留学や交換留学希望者が多く存在すると思われる高校や大学に対して、対面やオンライン形式で明治大学の広報や留学生募集活動も行っています。

タイやアセアン諸国の協定校に関する情報収集及び実施に向けた調整や支援活動

SWU教育学部、付属高校が情報コミュニケーション学部訪問の写真

 明治大学はアセアン諸国の大学と大学間協定を結んでコンソーシアムを形成している。そのうちタイにおいては11の大学と大学間・学部間協定を結び、交換留学や教員相互交流、共同研究などの活動を実施・計画しています。アセアンセンターはその実施の支援やモニター、新たな交流協定先の調査などの活動を行っているほか、協力関係の強化および新たな協力拡大の可能性を協議するため、タイの協定大学が本学を訪問するなど、アセアンセンターは本学と各協定校の様々な連携を支援しています。

令和3年度文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトへの支援

自然エネルギーを活用するResQ Farmでのワークショップの様子 地域活性化を目指す循環型オーガニックファームでの写真

 2021年より5年間で採択された「大学の国際化促進フォーラム」のグローバルシナジープロジェクトは、「海外拠点×オンライン×実留学のグローバルシナジー・モデルの構築」と題してプロジェクト参加大学・機関で協力しながら、オンラインでの国際交流プログラムと海外拠点での集合型交流プログラムを実施する新事業です。アセアンセンターはコロナ禍以前から実留学プログラムにおいて活用すると共に、海外拠点から本学キャンパスへの授業のオンライン配信を行ってきた経験を共有し、本プロジェクトの中心として活躍・支援しています。本プロジェクト第3回は2024年2月3日(事前学習)、3月29日(事後学習)にオンライン、2月7日~15日に実留学を行う「オンライン+実留学」の形で行われました。日本からは明治大学9名、立教大学2名の学生計11名が参加し、シーナカリンウィロート大学人文学部日本語学科の学生11名と密度の濃い交流を行いました。タイでは、本学アセアンセンターを拠点に「食」のサステイナビリティに取り組む起業家、研究者、国際機関職員と対話し、その後、パーマカルチャー農場など様々な現場を訪れ、文字通り「五感で」サステイナビリティを学びました。

遠隔授業/オンライン授業や集中講義を活用した、本学学生に対する講義の提供

Zoomによるオンライン授業 短期研修プログラムの事前講義の様子

アセアンセンターではZoomを利用してオンラインで実施する日本の明治大学の学生達に対して全学共通の授業「東南アジア理解講座(タイの言語と文化)」や短期研修プログラムの事前事後講義を提供しています 。

アセアンセンターの「Study Center」機能の強化

学生が「Study Center」を利用した様子 「Study Center」利用促進イベントの様子

 これまでの活動実績およびシーナカリンウィロート大学を中心とした協定校との関係強化を踏まえ、より発展的な海外拠点として機能させるため、2019年11月にアセアンセンターに「Study Center」を設置することになりました。ASEANや日本に関する書籍を用意して協定校図書館の機能を補完していきます。日本人学生や協定校の学生が日常的に利用することにより自然と学生交流が生まれる場所を目指しています。
 2023年度は、「Study Center」機能促進のため、各学部タイ短期留学プログラムの実施期間中に、タイに長期交換留学中の明治大学の学生をはじめ、SWU経済学部、社会科学部、人文学部日本語学科と協力してアセアンセンターで学生交流の機会を設けました。こうした「Study Center」機能促進活動により、年々アセアンセンター「Study Center」の利用頻度が多くなっています。

タイにおける日本の大学の連絡会(JUNThai)メンバーとして日本の大学ならびに日本とタイの教育関連機関との連絡協調や協力活動

中央大学タイ事務所代表者のアセアンセンター訪問 SWU国際課、工学部長、理工学部への短期留学を終えた学生のアセアンセンター訪問

 アセアンセンターの事業や経験を他の日本の大学とシェアするのも重要な活動の一つです。JUNThaiはタイ国内に連絡事務所を含む海外拠点事務所やセンターを設置している日本の大学約50校間の情報交換、活動の相互連携、そしてタイの大学や教育機関向けの情報発信等の活動を実施しています。アセアンセンターはJUNThaiのメンバーとして、日本の大学などの連絡協調や協力活動を行っています。また、在タイ日本大使館、日本学術振興会(JSPS)や国際交流基金、日本学生支援機構(JASSO)等との連絡や協力活動にも力を入れています。

学生の企業訪問やインターンシップ・ボランティア活動の支援

タイ北部チェンライ県の学校でボランティア活動の写真 タイ北部チェンライ県の山岳民族の村でボランティア活動の写真

 アセアンセンターでは希望する学生に対し、タイにおいて官民の会社訪問や国連機関、国際NGO、官民団体等へのインターンシップやボランティア活動の紹介を行い、有意義に学生生活が送れるよう支援しています。毎年国連ESCAPやFAO、JICA、味の素等への会社訪問の企画と支援を実施しています。他方、タイ北部へのインターンシップや山岳民族の子供たちへの教育事業のボランティア活動に学生を紹介しています。また、国際交流基金の日本語パートナーズプログラムで毎年約2名、明治大学からタイの高校に10ヵ月間、日本語教師補助のインターンで派遣されています。外務省の「トビタテ!留学JAPAN」プログラムでタイに留学及びインターンで毎年1名程学生が派遣され、2018年度にはチュラロンコン大学理学部に1名留学しました。

短期留学プログラムへの支援(アセアンセンターの活動2 参照)

理工学部学生のタイの三菱電機訪問 Meiji SPSE Summer Programに参加したSWU学生の写真

 アセアンセンターでは毎年タイを訪問する明治大学からの短期留学生に対して、タイで安全に生活するための注意事項の説明、実践タイ語のオリエンテーションや、受け入れ先機関との調整、現地のホテルや交通手段の予約や調整、等の支援業務を行っています。2023年度は新型コロナの収束をうけて各学部・部局の短期プログラム(各7日~3週間)が全面的に再開され、総計104名の学生が参加しアセアンセンターを訪れました。具体的には理工学部建築学科のワークショップおよびチュラロンコン大学建築学部への短期留学プログラムをはじめ、政治経済学部のタイ短期留学プログラム、理工学部国際実習プログラム、情報コミュニケーション学部アセアン学生交流プログラム、農学部国際農業文化理解プログラム、グローバルシナジープロジェクトが実施されました。アセアンセンターは、これらのプログラムのコーディネーションとともに、オリエンテーション、海外渡航時や留学時の安全対策の説明、タイ語・タイ文化の講義を実施しています。また、タイ滞在中に学生の健康管理や新型コロナ感染時の病院付き添い、隔離用宿泊室の手配、健康状態の確認などの支援業務も行いました。
 他方、タイから日本へ行くタイ人の短期留学生として、シーナカリンウィロート大学の学生18名が政治経済学部、情報コミュニケーション学部、理工学部の短期、日本語短期研修プログラム等のプログラムに参加しました。その学生に対して出発前の合同オリエンテーションやタイへ帰国後の歓迎報告会をアセアンセンターで開催し、短期留学生とのつながりを深めるように努力しています。

中・長期留学プログラムへの支援(アセアンセンターの活動3 参照)

タイ到着後の明治学生にオリエンテーション実施 2023年度明治大学へ留学するタイ人学生への渡日前オリエンテーション実施 シーナカリンウィロート大学人文学部での留学説明会 チュラロンコン大学理学部による留学説明会の案内 タイ人学生に本学への交換留学について個別説明

 毎年、約10-15名の明治大学長期交換留学生が半期から1年(実質10ヵ月程)の予定で日本からタイに交換留学生として派遣されます。アセアンセンターでは受入れ先との連絡を密に取り、受入許可が速やかに下りるように支援するとともに、学生到着後に安全や健康に関するオリエンテーションを通じて住居や生活、健康、安全に関するアドバイスを行っています。また、必要があればタイに到着した明治大学からの交換留学生に、家具や電気製品の貸し出しや、部屋探しの手伝い等を実施しています。2023年度の明治大学からの長期交換留学生数は9名でした。また、タイから日本への長期交換留学生に対して、留学申請前に相談の機会を設けてアドバイスを与えたり、出発前に日本の暮らし等についてオリエンテーションを実施しています。2023年度のタイから明治大学への長期交換留学生数は17名でした。
 また、これまでタイ協定校と明治大学との長期交換留学の状況を分析し積極的に大学間および学部間の交流を推進しています。2023年度も引き続き各協定校の要望に応じて、訪問あるいはオンラインで長期交換留学に関する情報の提供、交換留学の仕組み等に関する説明、参加者との質疑応答、意見交換などを行いました。

アセアンセンターの活動(2)

学部・研究科等が実施する短期留学プログラム

  アセアンセンターは各学部・研究科がタイ協定校と実施する短期留学を支援しています。学生の負担を軽減するために、バンコク市内のホテルと明治大学特別割引レートを設定したり、レンタカーやミニバン、マイクロバスの価格交渉と手配を行っています。また、留学形態に関わらず学生が病気にかかった時に病院に付き添ったり、学生に有用な情報提供やアドバイスを行っています。短期留学の詳細は各学部の下記リンクをご覧ください。
<短期プログラム(派遣)>

2023年8月政治経済学部短期留学プログラム 2023年8月理工学部建築学科ワークショップ 2023年8月情報コミュニケーション学部 SWU人文学部との交流会 2023年9月理工学部国際実習プログラムの味の素社訪問 2023年9月農学部 FAOアジア太平洋地域事務所にて

アセアンセンターの活動(3)

学部・研究科等が実施する交換留学プログラム

 現在、明治大学とタイの大学と7つの大学間協定及び22の学部間協定が締結されています。それに基づき交換留学生の派遣や共同研究、学術交流が行われています。アセアンセンターでは交流協定(MOU)の詳細を定期的にレビューして、協定に基づいた交流が順調に進むように協力しています。
 以下の記載は,1学期または1年間の留学に関する学生交流の覚書を締結している協定校です。
大学間協定
  1. チュラロンコン大学
  2. モンクット王ラカバン工科大学
  3. シーナカリンウィロート大学
  4. タマサート大学
学部間協定
  1. 政治経済学部「学部間協定留学(授業料免除型)」*以下の大学を参照
    1. シーナカリンウィロート大学 社会科学部
    2. シーナカリンウィロート大学 人文学部
    3. シーナカリンウィロート大学 経済学部
    4. シーナカリンウィロート大学 社会経営学部
    5. タマサート大学 政治学部
    6. チェンマイ大学 経済学部
    7. チェンマイ大学 政治・行政学部
    8. チュラロンコン大学 経済学部
    9. チュラロンコン大学 政治学部
    10. モンクット王ラカバン工科大学 行政経営学部
    11. プリンスオブソンクラ—大学 経済学部
  2. 理工学部 学部間・研究科間協定留学
    1. チュラロンコン大学 建築学部
    2. チュラロンコン大学 理学部
    3. シーナカリンウィロート大学 工学部
  3. 農学部「農学部海外留学プログラム」*長期留学の要項等のうち、以下の大学を参照
    1. カセサート大学カンペンセン校 農学部
    2. シーナカリンウィロート大学 経済学部
    3. シーナカリンウィロート大学 農産物革新・技術学部
    4. チュラロンコン大学 理学部
  4. 経営学部  学部間協定留学シーナカリンウィロート大学
    1. シーナカリンウィロート大学 サステイナビリティ研究国際学部
    2. シーナカリンウィロート大学 経済・公共政策学部
  5. 情報コミュニケーション学部「国際交流プログラム」*学部間協定留学のうち、以下の大学を参照
    1. シーナカリンウィロート大学 人文学部
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国際連携事務室