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明治大学国際教育センター

センター長 挨拶

国際教育センター長  菊地 端夫


 明治大学は今から約140年前に3名の青年法律家によって建学されていますが、その内の2名はフランスへの留学経験者です。創設者達は、海外の地で学び生活しそこで得た新しい知識と経験を基に、「権利自由、独立自治」という建学の精神を定めています。この明治大学の建学の経緯からも、異なる言語や文化の下での学びは、明治大学の教育と密接に結びついています。
 国際連携機構の下に設置されている国際教育センターは、本学学生の海外留学の推進、そして海外からの留学生の受け入れと支援を主な事業とし、様々な活動を行っています。新型コロナウイルス禍の前の2018年度には、本学から海外に留学した学生、海外から本学への留学生はともに2000名を超えていました。海外からの留学生、海外を経験してきた学生の存在は、教室内やキャンパスに新たな風をもたらし、他の多くの学生達にとっても大きな刺激となっていました。
 2020年からの新型コロナウイルス禍により、海外との往来は一時的に途絶えてしまいました。3年近くに及ぶ物理的な往来の遮断によって交流のすそ野が小さくなり、私たちは無意識に内向き志向になっていないでしょうか。一時期は「水際対策」の必要性がことさらに強調されるなど、災禍は日本の外からやってくるもの、海外は安心できず「怖い」ところだという感覚にいまだに陥っていないでしょうか。新型コロナウイルス禍をはじめ、これから世界が直面する様々な困難の解決には、異なる価値観を認め多様性を尊重し、お互いの知恵を持ち寄って立ち向かうことが一層求められています。
 海外での学びは、異なる言語取得や文化理解、環境への適応を通じて、これまで培ってきた知識や価値観を動揺させ、新しい知識をさらに身につけ他者を理解しようと我々を謙虚にし、自身でも驚くような成長をもたらしてくれます。こういった異なる環境下での学びの醍醐味を、多くの学生に味わってもらいたいと切に願っております。
 新型コロナウイルス禍により、交換留学の受け入れや送り出しは一時中止を余儀なくされましたが、この間、オンライン留学の仕組みを整え、2021年度秋出発から交換留学送り出しを、2021年度春休みから短期の海外研修を再開し、2022年度からようやくキャンパスには正規・交換の留学生が戻ってきてくれました。国際教育センターでは、コロナ禍以前に戻すのではなく、災禍を乗り越えた先にある持続可能な社会の創成を担うための教育プログラムを提供していきます。さぁ、再び「前へ」進みましょう。

2023年4月

明治大学国際教育センター長
Director, Meiji University International Student Center
菊地 端夫

主な活動

国際教育センターは、主に次の各事業に関する様々な活動を行っています。

1. 本学学生の海外留学・研修
2. 外国人留学生の受入れ
3. 本学に在学する外国人留学生の生活支援
4. 海外協定校との教育交流の推進

連絡先

国際教育センター
駿河台キャンパス グローバルフロント2階(アクセスマップ

国際教育事務室 (Email:cip@mics.meiji.ac.jp)
・外国人留学生入試: 03-3296-4144
・外国人留学生担当: 03-3296-4141
・交換留学(受入): 03-3296-4488
国際連携事務室 (Email:ico@mics.meiji.ac.jp) 
・交換留学(派遣): 03-3296-4487
・短期海外研修: 03-3296-4868