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国際連携・留学

明治・立教・法政・関西大生がタイの学生とサステナビリティを学びました

2025年03月28日
明治大学 国際連携事務室

国連を訪問国連を訪問

商業ビルの屋上を利用したファームに商業ビルの屋上を利用したファームに

たい肥づくりにチャレンジたい肥づくりにチャレンジ

農場の方達と交流農場の方達と交流

 世界的な気候変動や人口増加などを背景にグローバルな「食のサステナビリティ」が懸念される昨今、一人ひとりがどうサステナビリティと向き合うとよいのか。
 その答えを探るために、今年2月11日から21日にかけて、明治大学アセアンセンターを拠点に、「食とわたしたちのサステナビリティ」プログラムを実施。明治大学、立教大学、法政大学、関西大学そしてタイ・シーナカリンウィロート大学の5大学から学生24名が参加しました。

 プログラムは、サステナビリティの実現に取り組む様々な方々との対話からスタート。農学の研究者、国際NGO、JICAタイ事務所、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)から、サステナビリティに向けてどんな取り組みが行われていて、どんなことが課題になっているのかを学びました(UNDPでは国連ユースボランティアとして活躍中の下山田新菜さん(国際日本学部4年)によるセッションもありました)。
 続いて、サステナブルな農業を実現するために様々な方法で取り組む実践者達を訪問し、農業体験や、アップサイクルにチャレンジしました。

・参加学生達の「気づき」とは?
 参加学生達からはプログラムを通じた「気づき」について、様々なコメントが寄せられました。
 まず、テーマのサステナビリティについては、
「このプログラムを通して一人でも意識と行動を変えることでサステナブルな世界を作ることができるということに気づくことができた。」(法政大2年 小橋奈月さん)、
「持続可能な社会について考える上での大前提はまず自分自身が幸せであることの重要性に気が付いた」(明治大農学部1年 長谷川愛純さん)
 そしてお会いした方々については、
「皆さん共通して、人とのつながりを大切にすること、問題から逃げずに順応しようとすること、それまで関わってこなかったことでも挑戦する勇気を持っておられると気づいた」(明治大商学部2年 近藤翔さん)、
「お話を伺った方々が問題に対してすごく前向きな姿勢だったことが心に残った」(関西大2年 磯辺朱里さん)
 さらに、「農業は楽しい。考え方次第で楽しくなると分かった。」(立教大2年 金坂孟さん)というコメントもあり、学生にとって様々な気づきをもたらすプログラムであったことがうかがえました。
 また、プログラムの最後に、これらの「気づき」をもとに、今後自分がどういう人生を歩んでいきたいか、それに向けてどんなアクションをしてゆくのかを一人ひとりが言語化し、再会を約束して終了しました。

(問合せ先:国際連携機構特任准教授タンシリトンチャイ・ウィライラック、同 三牧純子)