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国際連携・留学

【Go Global】米国トップ大学等との連携が加速!~世界へ挑む明治大学の国際戦略~

2025年12月01日
明治大学 国際連携事務室

コロンビア大学(専門教育学部関係者との記念撮影)コロンビア大学(専門教育学部関係者との記念撮影)

ペンシルベニア大学(一般教養・専門教育学部 英語プログラム担当者との記念撮影)ペンシルベニア大学(一般教養・専門教育学部 英語プログラム担当者との記念撮影)

ペンシルベニア大学(キャンパスの様子)ペンシルベニア大学(キャンパスの様子)

カリフォルニア大学バークレー校(学術計画担当副学長との記念撮影)カリフォルニア大学バークレー校(学術計画担当副学長との記念撮影)

カリフォルニア大学バークレー校(エクステンション部門責任者との記念撮影)カリフォルニア大学バークレー校(エクステンション部門責任者との記念撮影)

サンフランシスコ州立大学(国際教育部門担当者との記念撮影)サンフランシスコ州立大学(国際教育部門担当者との記念撮影)

サンフランシスコ州立大学(学生交流会の様子)サンフランシスコ州立大学(学生交流会の様子)

国際連携機構では、学生のグローバルな学びの機会を拡充するため、海外協定校との連携強化と留学支援制度の充実に取り組んでいます。
このたび、上野正雄学長(国際連携機構長)が推進する、2027年予定の本学の「トップユニバーシティ留学奨励助成金」の改編および「外国留学奨励助成金」の増額を見据えた、現地の視察と関係強化に向けた打合せのため、本学の高馬京子副学長(国際交流担当)と国際連携部職員が、2025年10月7日(火)から16日(木)にかけて、米国のトップユニバーシティおよび大口の交換留学先を訪問しました。

1. 訪問先と主な成果:世界トップ大学との連携を深化
コロンビア大学(ニューヨーク州)
アイビーリーグの名門・コロンビア大学では、両大学の国際化戦略、留学制度、奨学金制度、学生サポート体制について情報交換を行い、米国の高等教育政策の現状についても意見を交わしました。
打合せ後のキャンパス視察とランチセッションでは、本学のトップユニバーシティ留学奨励助成金を利用して留学中の学生 2 名も合流しました。ニューヨーク中心部にありながら、最先端の教育施設と歴史的建造物が共存するキャンパスで学ぶ二人は、「世界中から集まる学生と学び合うことで毎日刺激を受けている。」「今後のキャリアについても深く考えることができた」と語ってくれました。

ペンシルベニア大学(ペンシルベニア州)
ニューヨークに次ぐ東海岸の大都市フィラデルフィアに位置する、アイビーリーグの名門・ペンシルベニア大学では、米国留学の最新動向と新たな英語試験(Duolingo English Test)の導入状況、留学機会の拡大に向けた協議を行いました。
2024年には同大学の担当者が来日し、明治大学で留学説明会を実施しています。海外協定校から直接説明を受けられる機会は、学生の留学意欲向上に大きく寄与することから、今後も同様の取り組みを行えるよう協力関係を再確認しました。

カリフォルニア大学バークレー校(カリフォルニア州)
全米トップの公立大学であるカリフォルニア大学バークレー校を訪問し、学術計画担当副学長、生涯教育部門長、留学担当者らと学生交流に関する協議を行いました。同校はシリコンバレーに近い立地を活かし、最先端IT企業との共同プロジェクトなど実践的なビジネス系プログラムも高く評価されており、本学から毎年約20名の学生が留学しています。
今回の訪問では、教育施設に加えて、81か国から約650名の学生が集う国際寮 International House を視察し、国境を越えた多様な学生同士が交流できる、充実した学習・生活環境を確認することができました。

サンフランシスコ州立大学(カリフォルニア州)
トップユニバーシティ3校に続き、本学の重要な協定校であるサンフランシスコ州立大学を訪問し、今後の双方向交流をさらに発展させるため、活発な意見交換を行いました。一般的に、協定校への交換留学枠は年間1,2名程度ですが、本学と同大学は、毎年約10名を相互に派遣しており、非常に活発な交流が続いています。
サンフランシスコ州立大学は、教育環境の良さ、立地、充実したサポート体制、留学要件の適切さなどから人気が高く、日本文化に関心を持つ学生が多いため、本学への留学希望者も増加しています。
また、今回の訪問では、本学へ留学予定の学生と、本学から留学中の学生との交流会も実施しました。参加した学生からは「日本に行く前に明治大学の友人ができて嬉しい」「明治大学で再会するのが楽しみ」といった声が聞かれ、米国と日本で、学生同士が互いの留学生活を支え合う、生きた国際交流のネットワークを築くことができました。

2. 国際化戦略の展望:経済支援の更なる拡充
今回の訪問で得られた知見と強固な連携を基に、本学は「経済的な不安なく世界へ挑戦できる環境」をさらに整備します。
今回の訪米では、留学中の学生から「生活費が高くて大変」という声が多く聞かれました。物価高や円安など、海外留学を取り巻く環境が厳しさを増す中でも、学生が世界へ挑戦できる環境を整えるため本学では、留学奨励助成制度を改正します。

留学奨励助成金制度の改正(2027年度から)
学生の多様なニーズに応え、より多くの学生が海外で学べるよう、留学費用に対する経済支援を大幅に拡充します。いずれも返済不要な助成金です。
・新たな助成枠の創設:
「トップユニバーシティ留学奨励助成金」において、新たに 「助成金B」 の枠を設置します。これにより、アジアや欧州、オセアニアの大学が本助成金の選択肢に加わることで、学生の選択肢が広がり、より多くの学生が世界最高水準の教育へ挑戦する機会を得られます。
・助成額の引き上げ:
「外国留学奨励助成金」において、助成額を増額します。さらに充実する大学の経済支援を契機として、海外での多様な学びの機会の提供を一層進めます。

明治大学は引き続き、グローバルな教育機会の拡充に取り組み、世界へ挑戦する学生の「前へ」を後押しします。