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国際連携・留学

【Go Global】オーストラリアトップ大学等との連携が加速~世界へ挑む明治大学の国際戦略~

2025年12月12日
明治大学 国際連携事務室

シドニー工科大学(学長への表敬訪問)シドニー工科大学(学長への表敬訪問)

西シドニー大学(副学長及び関係者との記念撮影)西シドニー大学(副学長及び関係者との記念撮影)

西シドニー大学(明治大学センターの様子)西シドニー大学(明治大学センターの様子)

西シドニー大学(明治大学センターの様子)西シドニー大学(明治大学センターの様子)

学生交流会の様子(右奥から長野さん、木下さん、山本さん)学生交流会の様子(右奥から長野さん、木下さん、山本さん)

国際連携機構では、学生のグローバルな学びの機会を拡充するため、海外協定校との連携強化および留学支援制度の充実に取り組んでいます。この国際戦略の一環として、2025年11月1日から5日にかけて、上野正雄学長、高馬京子副学長(国際交流担当)、江藤英樹国際教育センター長、国際連携部専任職員がオーストラリア・シドニーを訪問し、関係校と協議を行いました。
今回の訪問の主たる目的は、2027年度に改編予定の「海外トップユニバーシティ留学奨励助成金」制度を見据えた視察と連携強化です。学長・副学長らは、アメリカ以外の国を対象とする新たな枠組み“トップB”の候補校を視察し、さらに、本学協定校である西シドニー大学を訪れ、同校に設置されている本学との国際連携プラットフォームの活用促進や相互関係のさらなる深化について意見を交わしました。
本訪問は、上野学長(国際連携機構長)が掲げる「より広く・より多くの学生」に対し質の高い海外留学機会を提供する本学の国際戦略を強く推進するものです。

●シドニー工科大学(UTS)における視察と協議
まず、“トップB”候補校の1つであるシドニー工科大学を訪問しました。「トップB助成金」は、原則、世界ランキング100位以内の大学を対象とし、米国以外の大学も含め、さまざまなタイプの留学を支援することを目的として設定されています。
Parfitt学長をはじめとする大学幹部と面会し、協定締結10周年を迎えたこれまでの交流に対する謝意を伝えるとともに、今後の協力拡大に向けて意見交換を行いました。同大学からは、博士課程を含む理工系分野での交流拡大や、SDGsや産業界との連携を視野に入れた教育・研究の展開など、将来を見据えた提案が寄せられました。本学からは、より多くの学生が同大学の教育に触れられるよう、オンライン授業を含む国際共修型プログラムの共同実施や、教員・学生双方による交流授業の可能性を提案し、継続して協議を進めることで合意しました。また、同大学およびニューサウスウェールズ大学(UNSW)に留学中の本学学生とも面談を行い、学習環境・生活環境のいずれにおいても高い満足度が得られていることを確認しました。

●西シドニー大学(WSU)における視察と協議
続いて、西シドニー大学を訪問し、2019年に本学と共同で設置した国際連携プラットフォーム(Meiji Centre)の利活用について協議しました。同大学で進む教育のデジタル化や学部再編など大学改革を踏まえ、今後の教育・研究交流の在り方について意見交換を行いました。
同大学からは、本学の英語開講科目を活用した学生派遣や博士課程学生を含む研究交流への期待が寄せられ、本学からは、約400科目に及ぶ英語開講科目を中心とした受入体制や多様な研究領域を提示するとともに、プラットフォームを起点とした教育・研究の両面での協働が可能であることを説明しました。さらに、西シドニー大学の国際課は本学を「重点提携校」に位置づけており、今後、本学への派遣を一層拡充する計画を確認しました。加えて、日本語を学ぶ学生の本学への派遣を依頼するなど、双方向での交流拡充に向けた方向性を共有しました。

●訪問の成果と今後の展望
今回の訪問では、“トップB”候補校への視察を通じた派遣拡大の基盤整備、国際連携プラットフォームを活用した教育・研究交流の深化に向けた道筋を確認し、現地で学ぶ学生の学修成果や生活環境の実態を把握しました。安全性、教育水準、国際性のいずれにおいても優れた留学環境を備えるオーストラリアは、本学が掲げる「より広く・より多く」の留学方針において、今後ますます重要なパートナーとなります。
本学は、今回得られた成果を踏まえ、海外協定校との連携強化および国際教育の質向上に向けた取り組みを一層推進し、学生のグローバルな未来を支える学びの場を広げてまいります。