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学振特別研究員採用者体験談5
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学振特別研究員採用者体験談5
※採用者の意向により、氏名・所属研究室は公開しておりません。
在学中の所属:国際日本学研究科 国際日本学専攻
2018年度DC2採用
(1)学振特別研究員へ申請しようと思ったきっかけ
研究資金および生活資金を獲得するため。博士前期・後期課程在籍時、学振に採用されるまでは会社員を兼業していたが、研究時間がまったく十分ではなく、心身ともに摩耗した。
(2)学振特別研究員の申請開始時期及び申請を終えるまでの期間について
DC1(落選)とDC2の双方に応募したが、いずれも前年度後学期から申請準備をはじめた。DC2の応募締め切りの1週間ほど前に、特別研究員に採用された学生の指導経験のある学外の教員に校正を依頼した。結果、ほぼ全面書き直さなければならなくなったが、あれが無ければ採用されなかったと思う。
(3)申請書作成時の留意点,苦労話,採用につながったと思うポイント等
一般的な(例えば大学に提出するような)研究計画書とは、形式から内容面の要求に至るまでまったく異なるため、よほど計画書を書き慣れている場合を除き、「学振申請書の添削経験者による校正」が不可欠のように感じた。合格者のフォーマットは参考になるが、そのまま転用しても採用されにくい。明治大学は教員の科研費申請に関して添削があるので、同様のことを学生の申請書にも実施すれば、合格率が上がるのではないか。
(4)特別研究員になって良かったと実感したこと
資金が潤沢に使用でき、その結果、研究に使える時間が大幅に増えた。
ただし、資金運用の際に明治大学学内の規定と照らし合わせて行う必要があり、「実際に何をどのように購入することができるのか」がわかりづらくてとても苦労している。同じ研究室内にすでに採用された学生がいれば、ノウハウの継承が行われたのかもしれない。事務室の担当者に何から何までいちいち相談するのも気が引ける。
また、書類作成が多いので、採用後のマネジメント能力が必須だと感じる。
(5)特別研究員を目指す本学大学院生へのアドバイス
学振特別研究員になっても保険制度はありません。学振一本に絞らず、同時に国内外の年間奨学金制度に応募するなど、複数のプランを持ち続けることが、結果的に視野を広く保ちながらモチベーションを維持することにつながったと、振り返って思います。
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