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学振特別研究員採用者体験談4
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学振特別研究員採用者体験談4
高橋 雄太 氏(研究分野:人文学)
2017年度DC2採用
在学中の所属:国際日本学研究科 国際日本学専攻 田中牧郎研究室
(1)学振特別研究員へ申請しようと思ったきっかけ
研究の目的を達成するためには、独自にデータベースを構築する必要性があり、構築のための研究費を得ることが一番のきっかけであった。
(2)学振特別研究員の申請開始時期及び申請を終えるまでの期間について
DC1不採用を経てのDC2の採用であったので、2年越しの申請であったので、昨年度の申請書への修正という形で書き始めた。申請書の作成開始時期は、申請締切の1か月半前ほど。指導教官との相談の上での内容校正・修正は1か月ほど。
(3)申請書作成時の留意点,苦労話,採用につながったと思うポイント等
留意点としては、目的と研究方法を明確にすることがとにかく第一。その上で、達成した時に得られる結果などを、予測でもよいのでとにかく具体的に書くこと。研究費を費やすことによって、よりよい結果が得られると感じられる部分を含むこと。また、就活のエントリーシートなどと同様に、審査員は限られた時間で計画書を読むので、印象に残りやすいことを書くこと。性格や長所、研究職志望のきっかけなども、ありきたりな内容にならないようにすること。
(4)特別研究員になって良かったと実感したこと
学業に専念できたこと、研究費を得られたこと、経歴に書けることも当然であるが、研究費の執行の仕方、各申請書・報告書の書き方など、今後一生付き合っていく作業を、失敗を重ねながらも学べたことは、今後の糧となった。また、一度科研費をとって成果を得たことで、次の申請のときにその成果を活用できるので、非常に計画書が書きやすくなった。
(5)特別研究員を目指す本学大学院生へのアドバイス
「研究計画の内容」、「業績」、「研究者としての将来性」の3点が審査の対象となります。このうち、業績が少ないために自信が持てず、中には申請を諦める人も周りにいましたが、1つでも業績があれば通る可能性があるので、とにかく研究の内容を練りに練って、挑戦をしていただきたく思います。実際に、私はDC2の申請時、論文1・発表3のみであり、業績点は低かったと思われますが、恐らく内容面を評価されて、2次面接試験を経て採用にこぎつけました。何事も諦めないことが肝要です。
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