申請書を修正する際には、研究の背景や計画に関する箇所の読みやすさを優先しました。文字サイズと行間隔を拡大したうえで図を新たに挿入しようとすると、本文の文字数を削らなくてはなりませんでした。この分量を削る作業はより洗練された文章を考え出すためのよい訓練になったと思います。
特別研究員への採用につながった点としては、幸いにも申請書提出直前の4月に単著論文が国内学術誌に掲載されたことが大きかったのではないかと思われます。申請当時は論文が受理されるだけでなく、発行されていなければ申請書の業績欄に書けなかったものと記憶しています。