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学振特別研究員採用者体験談19

※採用者の意向により、氏名は公開しておりません。(研究分野:神経行動・時間生物学)

2021年度DC1採用

在学中の所属:農学研究科・生命科学専攻 動物生理学研究室

(1)学振特別研究員へ申請しようと思ったきっかけ

 博士後期課程への進学にあたって、金銭的な不安を払拭したかったため。

(2)学振特別研究員の申請開始時期及び申請を終えるまでの期間について

 「特別研究員制度」を知ったのが遅かったため、書き始めも4月中旬と、かなりギリギリのタイミングでした。そこから3週間ほぼフルに使い何とか原稿を書き上げ、申請を行いました。その間に指導教官の先生に7,8回程添削指導をして頂きました。

(3)申請書作成時の留意点、苦労話、採用につながったと思うポイント等

 申請書作成にあたって重要なことは、書かれている問いの意味・意図を正確に把握することだと思います。特に「研究の特色・着眼点・独創性」や「位置づけ・意義」等の項目は、問いが似通っているにもかかわらず、小分けに記述する必要があり、書き始めたばかりの頃は、何を書けば良いか分からなかったり、各項目で同じような内容を書いてしまう事がよくありました。各問いの意味や「どういう回答が好まれるのか」等は比較的どの解説サイトや参考書にも書いてあるので、その辺りを理解した上で書き始めるのが効率的で良いかと思います。

(4)特別研究員になって良かったと実感したこと

 学費免除の適用やRAの給与もあり、外部アルバイトに出向く必要が無くなったこと。これにより、不安なく研究活動に集中出来ています。

(5)特別研究員を目指す本学大学院生へのアドバイス

 申請書の作成は、中々ペンが進まなかったりと苦しい作業だとは思いますが、必然的に現在の研究や今後やるべきことが整理されるので、合否にかかわらず作成自体が良い経験になると思います。