私は特別研究員の審査に2度落ちています.M2のとき(2018年)に申請したDC1は不採用Cで,D1のとき(2019年)に申請したDC2は不採用Aでした.そして,D2のとき(2020年)に申請した際にようやく,特別研究員DC2として採用されました.採用通知が12月25日に送られてきて,とても嬉しかったことを覚えています.
採用につながったと思うポイントは2つあります.1つ目は,申請書を書く際に,自分の研究のすばらしさが他分野の先生にも伝わるように心掛けたことです.明治大の学振申請サポートのひとつである申請書添削サポートのおかげで,自分の申請書では研究内容が分野外の先生に伝わらないことを知ることができ,申請書改善の大きなヒントを得ることができました.2つ目は,申請時の業績の数です.私が学術雑誌等に発表した論文の数は,2018年には0本,2019年には1本,2020年には2本でした.恥ずかしながら,不採用であった2018,2019年の申請書の内容はほとんど同じだったのですが,業績のジャーナルが0本から1本に増えただけでランクがCからAに上がっていたことが印象に残っています.