初めて書くときは、実際の申請書(落ちたものも通ったものも)を先輩や先生・大学の学振閲覧サポート(?)に見せてもらうのが全体像を理解するのに一番手っ取り早いと思います。
また内容に関しては、聞かれていることにしっかりと答えられているかがポイントだと思います。各セクションには「~について記入してください。」と注意書きしてあるので、それに答えられている文章になっているか確認するとよいと思います。
私はDC1のときに「不採用(補欠繰り上げなし)」だったので、申請書自体はそれなりに評価してもらえたのだなあと前向きな気持ちでDC2に臨むことができました。ただ、審査結果を見ると研究内容の評点がほかに比べて低かったので、DC2では審査員が「なんで?」と思うことのないようにロジックを詰めたのと、仮説通りにいかなかった場合の対処や採用期間中のスケジュール感などを盛り込んで、説得力を増しました。
またDC2に応募する年度で、申請書のフォーマットがだいぶ変わったのですが、後半のエッセイを書く量が増えた分めいっぱいアピールしました。
思うに、フォーマットも変わって最近は(DCは)オリジナリティが求められていそうな気がするので(違ったらごめんなさい)、「自分にしかできないこと(武器・長所)」や「自分がどんな研究者でありたいか」を分析して記述するとよいと思います。
任期の終わった審査員の方は公開されているので、もし知った名前があればどんな人に読んでもらえるかがイメージしやすいと思います。
審査員が戻って読むことのないように平易な言葉を使ったり、強調したいところのフォントを変えるなど、読み手を意識した構成を心掛けました。学振のHPにも特別研究員の審査方針が明記されているので、申請書作成に行き詰まったときは、なにが求められているかを再度確認しましょう。