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学長室

【国連アカデミックインパクト】アフリカ開発と人権シンポジウムの開催について

2011年06月23日
明治大学


アフリカ開発と人権シンポジウム

アフリカの将来を問う:開発と人権確立をいかに両立させるか?

—エチオピアにおける開発と人権の矛盾を例に——

   

本シンポジウムは、エチオピアを例に、開発と人権をどう両立させていくか、日本政府や日本のNGOが、アフリカにおける、政府による人権抑圧や言論弾圧にどう向き合っていくべきかについて検討します。

「アフリカの優等生」とも言われるエチオピアでは、国家主導でミレニアム開発目標(MDGs)の達成を積極的に進め、基礎教育や保健などについては大きな進展を見ています。しかし、一方で、開発における与党支持者の優遇、NGOの活動の制限、言論の自由の抑圧、ソマリア南部への進駐やソマリ地方における残虐な反体制派弾圧など、人権や外交政策において残虐な一面を持ち、国際社会からも批判を受けています。

アフリカ大陸の経済成長が注目されつつあります。また、MDGsの達成や基礎教育・保健の重要性は論を待ちません。一方、国家の開発と、言論や政治活動の自由、民主主義の保障をどう両立させていくかが問われています。エチオピアは、その最前線です。

日  時:2011年7月4日(月)18時30分〜21時 

場  所:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー9階 1093教室

主  催:ヒューマン・ライツ・ウォッチ、特定非営利活動法人アフリカ日本協議会

後  援:明治大学

費:無料(日本語通訳付き)

参加方法:tokyo@hrw.org に、ご氏名とご所属をメールしていただけますと幸いです。

事前申込みなしに直接御来場いただいても問題ありません。

お問合せ:ヒューマン・ライツ・ウォッチ(担当 吉岡)

03-5282-5160 / tokyo@hrw.org 

HRW東京オフィス 明治大学アカデミーコモン 74A
 

第一部:講  演                               

1830分—1930分)

1 「エチオピア概要:開発と人権の交差点」 

   稲場雅紀(特定非営利活動法人アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクター)

2 「エチオピアの市民社会のおかれた現状」

ヨセフ・ムルゲタ弁護士(エチオピア人権評議会 元事務局長)

※「エチオピア人権評議会」はエチオピアの著名な人権NGO

 

第二部:パネルディスカッション「開発と人権:抑圧的政権とどう向き合うべきか?」

1930分—21時)

1 問題提起

  ベン・ロレンス(ヒューマン・ライツ・ウォッチ アフリカ調査員、エチオピアにおける国際人道援助の政治利用を告発した「自由なき開発」の著者)

2 ディスカッサント

  熊岡路矢 (日本映画大学教授、東京大学大学院客員教授)

  ヨセフ・ムルゲタ弁護士(エチオピア人権評議会 元事務局長)

  石田洋子(一般財団法人国際開発センター 理事(評価・調査担当)

  

  明治大学は,環境、サスティナビリティ、貧困、人権擁護等のグローバルイッシューの解決に貢献する責務があると考え,国連が進めているアカデミックインパクト(AI)に合致する活動を行っています。AIとは、国連が世界の高等教育機関に対し、人権、識字能力、持続可能性および紛争解決の4つの分野における普遍的な10原則のうち、毎年少なくとも1つの原則を積極的に支持する活動を求めているものです。 明治大学は,アカデミックインパクト(AI)の一環としてこのシンポジウムを後援します。本学教職員,学生の皆さんの参加を期待します。


<参考>

明治大学ホームページ アカデミックインパクトhttp://www.meiji.ac.jp/koho/desukara/university/2010/academic_impact.html
ヒューマン・ライツ・ウォッチ ホームページ
http://www.hrw.org/ja