実際に会議に使用したiPad
明治大学では、2012年1月より、諸会議の効率的な運営及び複写料金・人件費等のコスト削減を図るため、ペーパーレス会議システムを導入しました。
本システムは、Apple社のタブレット型端末「iPad2」とSCSK株式会社の「iPad会議システム」から構成され、直感的なユーザーインタフェースによって、簡単に閲覧操作をすることが可能です。また、端末のアプリケーションを終了すると、iPadにダウンロードした会議資料が自動的に削除されるため、情報漏洩のリスクを軽減できます。
明治大学は、2003年10月にISO14001の認証を取得し、環境に配慮した事業活動を行っています。
「ペーパーレス会議システム」は、本学の運営に関する必要事項を審議するとともに、各機関の連絡及び調整を行うために設置されている「明治大学学部長会」から利用を開始し、今後、使用する会議体を拡大していく予定です。
現在、学部長会は年間約22回開催しており、資料は多い時で1,100ページとなります。会議資料がペーパーレス化されることに伴うA4用紙の抑制量は約12万枚(段ボール48箱分)を見込んでおり、co2の削減量は約600kgと計算しています。
<ペーパーレス会議システムの導入を推進した,針谷敏夫副学長(総合政策担当)>
高等教育機関をめぐる状況の変化の中で、諸課題に対して主体的・機動的に対処できる体制が求められています。大学経営・運営の情報をデジタル端末に集約し、より円滑かつ明確な意思決定を行うことにより、「前へ」の精神で新しい時代を切り拓くことのできる人材の育成に全力で取り組みます。