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学長室

【大学評価】マレーシア資格機構(MQA)研修生への研修を実施しました

2012年11月06日
明治大学 学長室

本学の特色ある内部質保証システム等について説明しました本学の特色ある内部質保証システム等について説明しました

両国における高等教育の質保証に貢献していくことを約束しました両国における高等教育の質保証に貢献していくことを約束しました

 明治大学は2012年10月17日(水)、マレーシアの高等教育質保証機関であるマレーシア資格機構(MQA=Malaysian Qualifications Agency)の職員5名に大学評価に関する研修を行いました。本学からは、教学企画事務室から山本と住吉が,専門職大学院事務室から二宮が出席しました。

 今回の研修は、日本とマレーシア間の「経済連携研修」(EPP)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて公益財団法人大学基準協会が受け入れた研修生に対して行うもので、同協会からの協力要請を受けて実施したものです。
 研修は岸上教学企画部長の挨拶に始まり、まず山本から「質保証の国際通用性」をキーワードに本学の国際展開についてプレゼンテーションを行い,続いて本学の特色ある内部質保証システムである,年度計画書と連動した自己点検・評価プロセスや、認証評価結果を活用した『改善アクションプラン』等について説明しました。

 マレーシア各大学の認証評価に携わっている研修生からは,本学交流大学(マラヤ大学,マレーシア理科大学,マレーシア工科大学等)の内部質保証システム,教育監査制度の紹介があり,続いての質疑応答では分野別評価の実施状況や生涯学習,特に社会人の再教育課程の質保証の状況,また本学の組織的な評価文化の醸成や大学教職員の評価スキルの向上策等について意見交換を行いました。さらに本学とマレーシア各大学との共同教育プログラムの推進に向けて,国境を超える高等教育の質保証の方法論や,またラーニングアウトカムやカリキュラムの評価が重要になることを踏まえ,国際的な評価実務に関する情報交換を行いました。

 約3時間の研修を終えた研修生からは「マレーシアでは自律的な教育改善を持続的にガバナンスできる大学がトップ大学であり,明治大学はそのよい事例と思う」と感想が述べられ,両国における高等教育の質保証に貢献していくことを約束しました。

 本学は,国際化拠点事業(G30)の拠点大学として国際化を推進していますが,2012年度には「グローバル人材育成推進事業」と「大学の世界展開力強化事業~ASEAN諸国等との大学間交流形成支援~」に採択され,いずれも質保証を伴った海外大学との教育交流が予定されております。国際的な質保証ネットワークや海外大学との質保証に関する交流を進め,質保証の視点から本学の国際化を推進します。