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学長室

明治大学・関西大学・法政大学 IRフォーラム「コロナ禍におけるこれからの大学教育を考える」を開催

2021年03月17日
明治大学 教学企画事務室

 明治大学,関西大学,法政大学の3大学は,2021年3月6日,3大学合同IRフォーラム「コロナ禍におけるこれからの大学教育を考える-学生調査の結果から,何を学び,どう生かすのかー」をオンラインで開催した。本フォーラムは,2018年12月に明治大学・関西大学で共同開催して以来2回目。

 第1部は,3大学からの話題提供から開始。関西大学から,遠隔と対面の両方を経験した学生への調査結果から,コロナ禍で遠隔となった各種の仕組みを単に対面に戻すだけでは大学の価値は高まらないと報告。続いて,明治大学からは千田亮吉副学長(教務担当)が登壇。全3回の学生調査を踏まえた授業改善への取組みに加え,学生の学習意欲・態度の変化を紹介しながら,この1年の授業運営を振り返り,ポストコロナにおけるオンライン授業のあり方について報告を行った。続く法政大学からは,コロナ禍における学生調査の実施とコロナ以前の学生調査における結果から,オンライン授業でみえた課題や学生の学習成果の検証方法の報告があった。

 その後,関西大学の山田剛史教授(教育推進部)をモデレーターにパネルディスカッションが行われた。パネリストとして,本学から千田亮吉副学長(教務担当)兼教務部長,関西大学から岡田忠克学長補佐,法政大学から川上忠重総長室付大学評価室室長が登壇。学生調査を受けての授業運営方針の決定,学生の授業実態などについて議論された。
 山田教授から「関西よりも厳しい状態にあった首都圏にあって,全3回の大規模学生調査を活用しながら授業運営を行い,さらにポストコロナにおける教育のあり方を協議している明治大学の報告は,この時期だからこそ,多くの大学に有益な示唆を与えた」と述べると,千田副学長からは,翌年度の授業運営に向けて,「1年次のカリキュラムは導入教育など学生と密な関係を築くカリキュラムになっている。この学年が2年次となって主体的に学習に取り組めるか,注視したい」と応えた。
 第2部は,「コロナ禍における学生調査の結果から今後の大学教育を考える」をテーマに,複数のグループに分かれてワークショップを実施。グループごとに共有したGoogleスプレットシートには,今後,求められる大学教育の姿がさまざまに描かれた。

 当日は,全国の約230人の参加があり,参加者からリアルタイムの質問も活発に寄せられ,盛況のうちに終了した。

関西大学実施報告
   https://www.kansai-u.ac.jp/ir/archives/2021/03/363ir-1.html

第1回IRフォーラム 

https://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/201902/p05_02.html

 

3大学によるパネルディスカッション3大学によるパネルディスカッション