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学長室

大学評価(認証評価)実地調査について

2021年11月12日
明治大学 WEB学長室だより

学長室専門員 塚原 康博 
 
 本年度は、本学が7年に1度の認証評価を受ける年に当たり、10月7日と8日の2日間にわたり、オンラインで実地調査が行われました。認証評価を行う機関は、大学基準協会であり、他大学の教職員からなる5名の評価者による審査を受けました。審査は、事前に提出した「自己点検・評価報告書」に対する書面審査、それに基づく質問への回答、そして今回行われた実地調査からなります。さらに、実地調査は全体面談、大学基準協会の要望に対して個々の教職員が対応する個別面談及び学生インタビューからなります。

 実地調査の全体面談において、本学からは、学長、総務担当常勤理事、副学長、大学院長、専門職員大学院長、自己点検・評価企画編集部会員、関連事務部長、評価情報事務室職員の総勢27名が出席しました。
 全体面談は2日間にわたり実施され、初日は、双方の自己紹介の後、学長による本学の特徴、コロナ禍における本学の対応、本学の内部質保証についてのプレゼンテーションがなされ、その後に認証評価における基準(10個)ごとに質疑応答に入りました。回答は主に学長と千田教務担当副学長が行い、必要に応じて他の出席者が補足説明を行うという形で進められました。2日目は、初日の質問で回答において関係部署の確認をとる必要があったものを中心に質疑応答がなされました。

 質疑応答の内容については公表できませんが、全体面談の雰囲気はよいものであったと思います。審査については、審査の結果を待つだけですが、最後になされた審査とは関係しない意見交換では、コロナ禍及びその後を見据えた授業や試験のあり方などが議論され、評価者からは、「個」を強くする大学という本学の理念を具現化した学生は育っていることを実感し、今後も独自のカラーをもった多様性のある学生を育ててもらいたいという感想がありました。今後は評価者による最終案の作成、大学基準協会内の評価委員会での審議を経て、12月の下旬に審査結果が本学に届くことになっています。その後の異議申し立ての期間を経て、来年の3月には、正式の審査結果が公表されることになっています。

 認証評価、自己点検・評価に当たっては、多くの教職員の方のご協力とご支援をいただいております。深く感謝申し上げるとともに、この作業は今後も続いていきますので、引き続き、ご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。