堀江学長特任補佐は、5月19日、政治経済学部の伊藤剛教授のゼミ生と学生グループMuBO(岩田夏子代表)のメンバーに声かけして、留学生を含む明治大学生総勢18名で外務省を訪問し、明治大学を卒業して現在国連政策課で勤務している鶴留和貴課長補佐と海洋法室の丸山文恵交渉官のそれぞれからブリーフを受けた。
鶴留補佐からは、ロシアのウクライナ侵略に関する安全保障理事会と国連総会での攻防と国連外交全般に関するブリーフ、丸山交渉官からは、本年3月に合意された「国家管轄権外の生物多様性の保護に関する条約」に関する交渉経緯と結果(正式採択は6月の見込み)について説明があった。
学生からは、190を超える加盟国がそれぞれの国益をかけて主義主張する中にあって、どのように合意点を見つけていくのか、日本の国力が衰退する中で日本国民の理解も得ながら国連外交を展開する必要があるのではないか、などの鋭い質問があったのに対して、日本の持つ強みを生かして交渉することが重要、意見の違う各国間の調整を行うことにも日本は長けている、いずれにしても国民の皆様の理解を得つつ頑張っていきたいと回答する場面もあった。
学生全員と鶴留補佐、丸山交渉官、堀江学長特任補佐らは、ブリーフィングの後、外務省の職員食堂に移動した。そこでは、ランチを取りながら、外務省試験に合格する秘訣やら、外務省での生活の実態などに関する質問が投げられ、活発な意見交換が行われた。
(文責 堀江正彦 学長特任補佐)