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2017年度「秋季卒業式」を挙行しました

2017年09月20日
明治大学 広報課

卒業生代表者に学位記が手渡された卒業生代表者に学位記が手渡された

卒業生を激励する土屋学長卒業生を激励する土屋学長

日本語と英語で答辞を述べるチョウさん日本語と英語で答辞を述べるチョウさん

明治大学は9月19日、2017年度「秋季卒業式」を駿河台キャンパス・リバティホールで挙行しました。式典には土屋恵一郎学長や柳谷孝理事長、向殿政男校友会長、各学部長らが出席し、卒業生279人(学部201人、大学院78人)の新たな門出を祝いました。

式典では冒頭、卒業生代表の国際日本学部のチョウ・インロクさんと大学院農学研究科の山本将さんに、土屋学長からそれぞれ学位記が授与されました。

土屋学長は告辞の中で、「自分の物語を作るために、他の人にはない時間を持つことができた。その経験は必ず君たちを強くしてくれたはず」と9月に卒業する意義に触れながら激励しました。さらに、サン=テグジュペリの『星の王子さま』や能楽の創始者である世阿弥の言葉を引用しながら、社会において多様な価値観を理解するための“心の眼”の重要性について訴えかけた上で、「明治大学はいつも君たちの場所。社会への出発の場所でもあり、羽を休めに帰ってくる場所でもある。君たちの人生に幸あれ」と前途を祝し、締めくくりました。

続いて祝辞に立った柳谷理事長は、技術革新とグローバル化の進展により変化が激しい社会情勢の中においても、「建学の精神の下、“個”を磨いた日々がこれからの成長の原動力になる」「挑戦を諦めず、強い信念と勇気をもって『前へ』踏み出してほしい」と力強いエールを送りました。向殿校友会長は「自己を確立し、他人を尊重しながら自分の道を切り拓いてほしい。そして、世界中で活躍する54万人の校友とともに、母校を支えて」と呼びかけました。

答辞に登壇した卒業生代表のチョウさんは、留学生として戸惑いながらも、かけがえのない友人を得ながら学んだ明治大学での4年間を振り返り、「国際日本学部で学んだことは、グローバルな世界で必要なこと。常に自分と相手の異同を理解し、平和をもたらし、友好の橋を世界に架けていきたい」と日本と英語を交えながら、今後の意気込みと感謝の思いをつづりました。

最後は、混声合唱団とともに、参加者全員で校歌を3番まで斉唱。卒業生たちは思いを新たに、母校を後にしました。