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福岡県立修猷館高等学校で明治大学特別授業を実施 —明治大学の学びを文系理系合わせて50人を超える生徒が体験—

2018年07月26日
明治大学 広報課

修猷館高校の50人を超える生徒が参加修猷館高校の50人を超える生徒が参加

文系クラスの授業を担当した富野教授文系クラスの授業を担当した富野教授

理系クラスの授業を担当した長嶋教授理系クラスの授業を担当した長嶋教授

明治大学は7月26日、福岡県立修猷館高等学校で特別授業を実施し、同校1・2年生の文系理系合わせて50人を超える生徒が、本学の学びを体験しました。

本授業は、広報活動の一環として、各地域にある有力校の高校生を対象に、本学の学びを体験してもらうことで、大学で学ぶ意義を伝えるとともに、地方での本学の親近感と認知度向上を目的としたもの。文系クラスでは、アクティブラーニングを実践し授業の評判が高い商学部の富野貴弘教授が、理系クラスでは、同校での医学部進学希望の生徒が多いことから、農学部生命科学科の長嶋比呂志教授が講師を務めました。

文系クラスに登壇した富野教授は、「経営学ってどういう学問?:経営学を勉強すれば社長になれるのか?」をテーマに、授業を行いました。冒頭、「経営学と聞いてどのようなイメージを抱くか」と問いかけた上で、大学で社会科学を学ぶことの意義について考えながら、経営学を構成している理論を紹介し、その内実と面白さについて解説。多くの生徒が「会社経営のノウハウやハウツーについて学ぶのが経営学」と考えていたようですが、講義後は世の中の見え方が変わった様子でした。

理系クラスは、「Unmet medical needsへの生命科学からの挑戦」と題し、長嶋教授が講演しました。「Unmet medical needs」とは、解決策が未だ存在しない医療上のニーズ(課題)のことで、有効な治療法が存在しない難治性疾患などはその代表的な例。医学と生命科学が一体となった取り組みが不可欠となっている現状を理解してもらうことを目的に、医療ニーズに応えるために生命科学が果たしている役割について、ゲノム編集による遺伝性疾患モデルの開発や、発生工学を基盤とした臓器再生研究など、現在遂行中の研究を中心に紹介しました。

参加した生徒たちは、「経営学や経済学は身近ではあるが、分かりにくい部分もあった。今回具体的な例があり、非常に分かりやすかった」、「経営学という分野に興味が持てた」、「大学の学びは答えがないことがほとんどと知り、これから大学に入学することが楽しみ」、「もともと農学部志望であったが、今回参加してさらにモチベーションが上がった」などと語り、大学での学びを実感し、満足した様子でした。