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愛知県私立滝高等学校で特別授業を実施 —明治大学の学びを文・理系合わせ、約330人の生徒が体験—

2020年01月14日
明治大学 広報課

上野教授は憲法と法律をテーマに解説上野教授は憲法と法律をテーマに解説

文系クラスを受講する生徒たち文系クラスを受講する生徒たち

肉や魚を熟成できるエイジングシートについて解説する村上教授肉や魚を熟成できるエイジングシートについて解説する村上教授

理系クラスを受講する生徒たち理系クラスを受講する生徒たち

明治大学は12月16日、愛知県私立滝高等学校で特別授業を実施し、同校1年生の約330人が本学の学びを体験しました。

これは、地方への広報活動の一環として地元有力校の高校生を対象に、本学の学びを体験してもらい、大学で学ぶ意義を伝えるとともに、本学への親近感と認知度向上を目的としたもの。

札幌北高等学校での開催に続き2019年度第2回目となった今回は、文系クラスと理系クラスに分かれて実施。文系クラスでは、法学部の上野正雄教授、理系クラスでは、農学部農芸化学科の村上周一郎教授が講師を務めました。

文系クラスに登壇した上野教授は、「憲法と法律〜たとえば刑法と少年法〜」と題して授業を展開。
人権と人権が衝突した場合の論理や刑法と少年法の違いについて説明したうえで、法律はルールを覚えればいいのではなく、論理を積み重ねて結論を導く「論理的思考」を学ぶ学問であると伝えました。

理系クラスでは、「大学で座学と研究を通じて学ぶこと〜農学部での研究、熟成肉を例にして〜」をテーマに村上教授が講演。
農学部が持つ幅広い研究領域のひとつとして、菌を使って肉や魚を熟成できる「エイジングシート」を例に挙げ、開発に至った経緯や実験内容について説明しました。
さらに、「エイジングシート」の研究開発に必要となった知識の多くは、実は農学部の基礎的な科目で習得できることを紹介。「研究の新発見には座学の知識で引き出しを広げておくことが大切」と生徒たちへメッセージを送りました。

参加した生徒たちからは、「法律によって社会の秩序が保たれていて、その論理的仕組みを理解する必要があると思った」、「勉強は自分の疑問を解決するための”引き出し”であると知った」、「科学技術で私たちの食生活を潤せることに感銘を受け、生活に密着する食品研究にも興味がわいた」などの感想がありました。

講義終了後には生徒から、大学での学びや研究に関する質問が多数寄せられ、有意義な機会となりました。