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「大学生観光まちづくりコンテスト2020」で奥山ゼミ、木寺ゼミ、歌代ゼミが優秀賞、審査員特別賞を受賞

2021年01月21日
明治大学 政治経済学部・経営学部

大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会(事務局:株式会社JTB、株式会社三菱総合研究所)が主催し、観光庁、文部科学省、総務省、経済産業省などが後援する「大学生観光まちづくりコンテスト2020」で、政治経済学部の木寺元ゼミナール、奥山雅之ゼミナール、経営学部の歌代豊ゼミナールの各チームが優秀賞、審査員特別賞等を受賞しました。

同コンテストは大学生チームが観光まちづくりプランを競い合うコンテストです。今回10回目となりますが、新型コロナ感染症の影響で開催が危ぶまれましたが、各方面、関係者の協力のもと、1つのステージのみ開催されました。そして、全国の大学から計236チームのプランが提出されました。感染状況の観点から実会場での開催はなくなりましたが、予選を通過した20チームのプレゼンテーション動画にもとづき本選審査が行われました。

総合点3位 ≪優秀賞 グローバルDMC賞≫

木寺ゼミナール
奥山ゼミキンモクセイ

『はたち旅行』
奥山雅之ゼミナール・キンモクセイ(森颯一朗、白井総一郎、小日向莉果、佐藤萌)

私たちは、ニューノーマル時代において、「消費としての旅行」ではなく「財産としての旅行」が求められると考えました。財産とは、「かけがえのない思い出」「人と人とのつながり」そして「旅行を通じて大人としての振る舞いを学ぶ」といった目に見えない大切なものをさします。こうした旅行の新たな役割に着目し、さらに「旅行を通じて地域課題を解決できたなら・・・」というところから「はたち旅行」のコンセプトが生まれました。
「はたち旅行」とは、20歳という人生の節目に行く、「働く」「楽しむ」「学ぶ」のハイブリッド型の旅行スタイルであり、若者にとって「第二の居場所」となる故郷づくりにつながるだけでなく、労働力不足などの地域課題を学生の経験獲得の機会に変換します。また、地域によって多様なアレンジが可能であるという汎用性の高さが特徴であり、今後は、これを新しい旅行のムーブメントとして全国に広げていきたいと考えています。

審査員特別賞 ≪行方市長賞≫

木寺ゼミナール
木寺ゼミ

『SEN Story~これまでの1000年、これからの1000年~』
木寺ゼミナール(黒木茉実、安本開、池田大樹、江頭美郁、大川太一、金田健嗣、河内萌恵、橋爪杏奈)

「SEN Story」には、茨城県行方市を【1000年続くまちにしたい】という、私たちの願いが込められています。 このプランでは、行方市で1000年続く伝統や食文化を、初めにダンジョン形式で体感します。そして、その魅力を1000年続かせるために、ナイトサイクリングを通じて、霞ヶ浦の水質改善を行います。
私たちは、観光客だけでなく【地域の方々を笑顔にする】プランの作成を目指しました。そのため、地元住民の方々には、何度も電話にてヒアリング調査を行い、ネットでは得られない本物の声を聞きました。そして、行方市の地域の課題や魅力にマッチしたプランを、計351時間にも及び、メンバー8人で考え尽くしました。
そのためこの度【行方市長賞】をいただけたことに大変感謝しています。私たちのプランが、少しでも行方市に貢献できていましたら、とても嬉しく思います!

審査員特別賞 ≪シンクタンク賞≫

木寺ゼミナール
歌代ゼミゆいまーる

『テレワークと趣味・副業を両立できる南魚沼食農屋敷~趣味から副業、副業から移住へ~』
歌代ゼミチームゆいまーる(福田康介、笹川明日香、新垣朝之真、宮之内駿介)

ウィズ/ポストコロナ時代の変化として着目したのは、テレワークの拡大とそれに伴う趣味・副業への関心の高まりです。私たちは、テレワークと趣味・副業を両立できる地域として、都心からアクセスの良い南魚沼市を対象として選定しました。フィールド調査をとおし南魚沼の自然、農と食、地域の人々などさまざまな魅力を感じることができました。それを踏まえ、提案したのは「テレワークと趣味・副業を両立できる南魚沼食農屋敷」です。南魚沼食農屋敷は、旧五日町小学校をリノベーションした宿泊所、コワーキングスペース、農園、交流ラウンジを含む複合施設です。この施設を核にテレワーカーが地域の人との交流や趣味・副業を深め、いずれは定住者となっていくことを視野に入れた構想・プランをつくりました。持続可能な観光まちづくりには、脱一極集中、地産地消が求められますが、本構想はそれに即したものといえます。このような方向が具現化されていくことを期待しています。