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明治大学は4月7日、2020年度・2021年度入学式を日本武道館（東京都千代田区）で挙行しました。爽やかな晴天の下、2021年度の新入生8776人（学部生7729人、大学院生1047人）と、昨年、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため入学式に参加できなかった2020年度の入学者8304人（学部生7331人、大学院生973人）が新たなスタートを切りました。

式典は学部・大学院別に3部制で行われ、いずれも大六野耕作学長の告辞、柳谷孝理事長の祝辞、新入生代表による宣誓と進行しました。

告辞で大六野学長は、「大学は、異なった感覚や価値観を持つ人間が直接触れ合い、議論し、さまざまな体験を共有することによって、自然発生的に新しい視点やアイデアが生み出される知の拠点」だとした上で、「知恵を絞り、大学教育の本質である共同体験を通じた学びを取り戻し、皆さんにも一緒にその一歩を踏み出していただきたい」と力強く語りかけました。

続く祝辞で柳谷理事長は、「勉学はもちろん、スポーツや芸術など、さまざまな価値観や文化的背景を持つ人たちと切磋琢磨し、それぞれの『個』の確立を目指していただきたい」と新入生、新2年生に向けてエールを送りました。

新入生代表による宣誓は、各部とも2021年度、2020年度の入学者代表がそれぞれ1人ずつ登壇しました。第1部は、関根奏さん（情報コミュニケーション学部1年）、福田のぞみさん（商学部2年）が登壇し、「急激に変化する世の中で強く生き抜くための知恵を身につけ、自分に必要なものを見極められるように、学問に真摯に向き合い揺るがない『個』を確立したい」（関根さん）、「昨年はオンライン授業で画面越しの交流となったが、自分にはない発想や考え方に触れて刺激を受けた。新しい道を切り開いていけるような存在になれるよう勉学に励みたい」（福田さん）と述べました。

第2部は、増田浩太郎さん（総合数理学部1年）、市野遥香さん（農学部2年）が、「今後も予想だにしない変化が起こるかもしれないが、地道な学びの中でひるむことなく、協力して乗り越えていきたい」（増田さん）、「これから専門性の高い研究や実習に取り組めることを楽しみにしている。新入生の皆さんは私たち2年生と共に頑張りましょう」（市野さん）と述べました。

さらに、第3部は谷口楓さん（文学部1年）、梶原美空さん（経営学部2年）が「深い探求心を持って自己の可能性を広げ、新たな自分を発見していきたい」（谷口さん）、「たくさんの人との出会いを大切にし、世界へ羽ばたける人材になれるよう日々精進したい」（梶原さん）と述べました。

先月挙行された卒業式と同様に、入場は1・2年生のみとし、入場時の検温、消毒の実施や座席間隔を広く取るなどの感染対策が行われました。さらに、大学公式YouTubeチャンネルから式典のライブ配信も行われました。

2020年度・2021年度明治大学入学式の動画はこちらからご覧いただけます（明治大学YouTube公式チャンネルへのリンク）
第1部　 https://youtu.be/g2kv18VY2jI
第2部　 https://youtu.be/D63m3KoyKRE
第3部　 https://youtu.be/XC5ppIo2xmo