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格付投資情報センター(R&I)から「AA(維持)」の格付を取得

2021年04月16日
明治大学 財務課

明治大学は2021年4月15日、株式会社格付投資情報センター(R&I)から5回目の格付評価を受けました。結果は昨年と同じ「AA」[格付けの方向性:安定的]です。

格付は、本学の持つ教育・研究の質の高さと学生募集力、就職実績、卒業生の厚み、国際化推進・教育力の向上に向けた改革への取り組みなどが総合的に評価されたものです。
学校法人格付は、学校法人が負うすべての金融債務についての総合的な債務履行能力に対する格付会社の意見であり、本学では以下の目的で格付を取得しています。

経営財務を中心とした第三者からの学校法人評価を確認でき、経営改善に資する有益な情報を得るため
安定した経営基盤が確立され、安心して通える学校であることを、入学希望者、学生生徒やその保護者の方へお知らせするため
卒業生に対し母校の経営努力の成果を明確にするため
経営陣と教職員が大学の現状や課題を把握し、共通の改善目標を持つため

取得した格付けの概要

格付会社 名称 格付 格付の方向性 取得日
株式会社格付投資情報センター
(R&I)
発行体格付 AA(維持) 安定的 2021年4月15日


格付理由

明治14年(1881年)に設立された明治法律学校を起源とする明治大学を中核とする学校法人で2021年1月に創立140年を迎えた。10学部、12研究科、専門職大学院を擁する大学、付属高等学校、中学校を設置する。学生・生徒数は約3万4千人を有し、全国的にも極めて知名度が高い。長い歴史に支えられた卒業生の厚みや社会的評価、ブランド力やキャンパスの立地などに優れ、総志願者数や実志願者数は全国トップクラスを維持しており、学生募集力は極めて強い。
建学の精神に「権利自由、独立自治」を据え、教育・研究の高度化、国際化に注力している。学内研究機関の「先端数理科学インスティテュート」は研究内容に定評があり、2020年に文部科学省から 共同利用・共同研究拠点「現象数理学研究拠点」の認定・更新を受けるなど注目されている。
コロナ禍の対応では大規模大学ながらオンライン授業への円滑な移行、対面授業との組み合わせ講義の実施などで成果をあげている。加えて「緊急学生支援金」を含む複数の支援策を講じて経済面で学生の学びの継続をサポートしている点も評価できる。
キャンパスの新設や再開発の大型投資がほぼ一巡し、収支・財務は2015年度以降、改善傾向にある。2019年度は9年ぶりに基本金組入前当年度収支差額が30億円を超えた。短期的にはコロナ禍対応の経費増加を主因に減益が見込まれるものの、中期的には学費改定や寄付金その他などの外部資金の拡充による増収効果が見込め、収支改善が進む点を評価に織り込んでいる。

※格付理由などの詳細は、 株式会社格付投資情報センター(R&I)からの発表をご覧ください。