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校友の甲斐靖文氏と山田朝彦氏に「明治大学特別功労賞」を贈呈しました

2021年05月28日
明治大学 広報課

(左から)大六野学長、甲斐氏、山田氏、柳谷理事長(左から)大六野学長、甲斐氏、山田氏、柳谷理事長

「『好きこそ物の上手なれ』の精神で取り組んできた」と語る甲斐靖文氏「『好きこそ物の上手なれ』の精神で取り組んできた」と語る甲斐靖文氏

「私だからできることは何かを求めて『前へ』進んでいきたい」と語る山田朝彦氏「私だからできることは何かを求めて『前へ』進んでいきたい」と語る山田朝彦氏

明治大学は5月28日、明治大学マンドリン倶楽部音楽監督・常任指揮者の甲斐靖文氏(1962年法学部卒業)と、彫刻家の山田朝彦氏(1966年商学部卒業)の2氏に「明治大学特別功労賞」を贈呈しました。

甲斐氏は、在学中にマンドリン倶楽部に所属し、卒業後は作曲家・編曲家として活躍。32歳の時に本学マンドリン倶楽部の創立時のメンバーの1人でもある古賀政男氏から後継者に指名され、同倶楽部の音楽監督・常任指揮者に就任し、以来50年にわたって指導を続けてきました。古賀メロディーの継承と新たな音楽の創造を両輪に、長年にわたる指導を通じて本学の名声を高めることに貢献したことが認められ、特別功労賞が贈呈されました。

山田氏は、本学卒業後、彫刻家として50数年にわたり活躍。2015年には、日展出品作品「朝の響き」によって日本芸術院賞を受賞するなど、数々の受賞歴があります。2020年には、これまでの顕著な功績が認められ、日本芸術院の会員に就任し、日本の美術界に明治大学の名を高めたことが認められ、特別功労賞が贈呈されました。

贈呈式は、駿河台キャンパス・アカデミーホールで挙行されました。大六野耕作学長から甲斐氏、柳谷孝理事長から山田氏に対して、賞状と記念メダルが贈呈されました。

受賞スピーチでは、甲斐氏は、「音楽は人々に感動、勇気、希望、癒しを与える素晴らしいもの。『好きこそ物の上手なれ』の精神で、自己流ながらも一生懸命取り組んできた」と振り返り、「明治大学はスポーツが強く、近年は学問でも高い評価を受けている。これからは、音楽や芸術方面でもグレードアップしていってくれたらうれしい」と期待を込めました。

続いて登壇した山田氏は、「誰かに指示されることなどなく、自分の思ったことを表現し、制作してこられたのは大変幸運なこと。明治という自由な環境で過ごしてきたおかげ」と目を細め、「私にできることは何か、私だからできることは何かを求めて『前へ』進んでいきたい」と受賞の喜びを語りました。

明治大学特別功労賞

明治大学の学生、教職員、校友(OB・OG)らの中で、学術・文化・スポーツなどの分野において顕著な功績を挙げ、明治大学の教育・研究の振興・発展に寄与したと認められる個人や団体に対し贈られます。これまでに、阿久悠氏や星野仙一氏、北野武氏らに贈呈。甲斐氏、山田氏は32、33人目の受賞者となりました。

>>明治大学特別功労賞受賞者一覧