(左から)乾副学長(研究担当)、大六野学長、小野教授、児玉氏
賞状と副賞の目録を受け取る小野教授(右)
9月26日、駿河台キャンパス・矢代操ホールにて「児玉圭司『願晴る』研究振興賞」授賞式が挙行されました。これは、本学校友の児玉圭司氏(1957年経営卒・体育会卓球部総監督)による寄付金を原資として、研究で顕著な功績をあげた本学の教員を表彰する賞で、過去5年間の国際研究論文の論文数や被引用数等の評価を基に表彰者を決定しているものです。
授賞式では2021年度受賞者の小野弓絵理工学部教授への表彰が行われました。小野教授の研究分野は、脳神経科学、生理学、計測工学で、研究テーマは非侵襲脳機能イメージングによるニューロリハビリテーション、意思の可視化。
表彰状授与および目録贈呈の後、大六野学長は「脳科学分野での研究を積み重ねられ、ひとつの形として結実していることが評価されての受賞となった。これからも研究に精錬され、さらなる業績を残していただきたい」と小野教授を激励しました。続いて児玉氏があいさつに立ち、「小野教授の研究は世の中から必要とされている分野。その成果が多くの人々に希望の光をもたらすことを期待している」と述べるとともに、振興賞の名前につけられた「願晴る=願いを込めて晴れやかに努力する」という言葉に込めた思いを紹介しました。
表彰を受け、小野教授は今回の授賞をはじめ大学からの研究支援体制について謝辞を述べるとともに、「以前、在外研究先となった米国イェール大学とは、学生の送り出しや受け入れなど、草の根レベルでの交流を現在も続けている。今回の受賞理由に『研究の国際化』という点も評価していただいたことをうれしく思う。これからも研究を進め、明治大学のために力を尽くしていきたい」と意気込みを語りました。