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秋田県立秋田高校で特別授業を実施~1月10日秋田魁新報で広告掲載~

2023年01月10日
明治大学 広報課

免震構造について説明する理工学部建築学科の小林教授(左)、裁判員制度をテーマに授業を展開する法学部の太田教授(右)免震構造について説明する理工学部建築学科の小林教授(左)、裁判員制度をテーマに授業を展開する法学部の太田教授(右)

秋田県立秋田高校で11月9日、明治大学の教員による特別授業が実施され、同校の1年生約270人が文系と理系の2クラスに分かれて参加しました。
この取り組みは、最先端の研究者の授業を高校生が体験する「明治大学特別授業」として、例年全国の高校で実施しているものです。
文系クラスでは、法学部の太田勝造教授が「裁判員制度~高校生のあなたも間もなく呼び出されるかも!」と題した講義と模擬裁判を実施。裁判員制度の仕組みと意義を説明したうえで、実際の刑事事件をモデルとした公判を、秋田高校の生徒代表が被告人、検察官、弁護人の役になりロールプレイをしました。授業の最後に太田教授は、学業とリーガルマインドは「地続き」であるとしたうえで、裁判官に選ばれても怖がる必要はないとメッセージを伝えました。
理系クラスでは、理工学部の小林正人教授が「免震構造~来るべき大地震への備え」と題した授業を実施。秋田市役所やNHK秋田放送局など地元の建物を例にあげながら、免震構造の仕組みや原理を説明しました。小林教授は、地震の揺れや建物がたわむような複雑な動きをどのように解析しているのか説明したうえで、「身近な現象をデータで捉え、大胆に単純化して仕組みを考えてみよう」とメッセージを伝え、授業を終えました。
参加した生徒からは、「裁判員になったら、自分の意見を持ちつつも、他の人の意見も受け入れられるようになりたいです」「地震の揺れに建物がどのように応答するのかは計算できるということも知り、数学は面白いと思いました」といった感想が寄せられ、大学の学びへの関心を高めてもらえる有意義な機会となりました。

この講義の採録記事は2023年1月10日(火)の秋田魁新報の広告で掲載されました。